貴女と家族のための『心の救急箱』
バッチ・フラワーレメディの使い方
~本日のお悩み: 私は被害者
シンガポールのコロナウイルス感染状況ですが、どうやら上手くコントロールされているようで、少しではありますが、街中に人が戻ってきている感覚があります。
学校やオフィスでは毎日検温、発熱などの症状がある場合には自宅待機、
感染者のトラッキングはほぼ完璧、いつどこで感染したかが把握され、
そして感染者が出たオフィスビルのフロアは全員退避で完全消毒。
シンガポールは小さな国だからこその徹底した対処ができ、とても安心感があります。
日本の感染状況も早く良くなりますよう、心から願うばかりです。
さて、今日のお客様は、かなりイライラされているようです。
テーマ: どうして私たちがこんな目に・・・
【クライアントZ子さん】
シンガポール歴3年、30代後半。ご主人は日系企業のシンガポール子会社に駐在し、アジア地域を統括している。4歳の男の子がインターの幼稚園に通う
「あのですね、ちょっと聞いてください。
息子の幼稚園の対応がどうしても許せないんです。」
マスクを外しながら、Z子さんは話し始めました。悔しさが滲み出ている感じです。
「ちょっと前、幼稚園のクラスでインフルエンザが流行って、うちの子もちょっと熱が高めで鼻水・咳があったので、家に帰されました。結局、インフル陰性だったんです。ところが、うちの子だけ、二週間、自宅待機になってしまったのです。実は、主人は1月末に数日、北京に出張に行っていて、それが幼稚園にわかって、うちの子だけ!他の白人の子供達は幼稚園に復活してるのに!」
うーん、シンガポールはコロナウイルス対策は厳しいから、仕方ないのでは?
「他のパパ達の中にも中国出張行っている人なんていっぱいいるでしょ?なのにうちの子だけですよ。それだけじゃなくて、ようやく幼稚園に行けたと思ったら、他の子供やお母さん達から、無視されて阻害されて。先生達も全然庇おうとしてくれなくて。なんの病気でもないんですよ?もうひどいと思いませんか?もう、先生達も信じられないし、何より、なんで私たちだけそんな目に合わなければならないのですか!
子供はもう幼稚園に行きたくないって毎日泣いています。幼稚園を変えることも考えなければなりません。もう、なんで無実の私たちがこんな目に合わなければならないのでしょう」
Z子さんの目に涙が浮かんでいるのがわかりました。
<今日のレメディ>:
Z子さんは正義感が強く、理不尽なことが許せない、そんなタイプにお見受けします。これは前回同様、バーベイン(第28回)を摂ることにより、理路整然と幼稚園の対応についての意見を述べることができるようになるでしょう。また、人間皆、別の人格ですから、考え方も不安も、人それぞれですよね。他人の感情はコントロールできません。ビーチ(第16回)は、そんな先生方や他のママさん達の理不尽な態度に関する苛立ちを少し緩和し、彼らの言動に対しての理解を促します。
そして子供への心配はレッドチェストナット(第22回)。子供の傷ついた心に寄り添うだけでなく、そこから立ち直るのを上手に見守ることができるようになるのを助けるレメディです。
でも、彼女の心の中にある不公平感、被害者意識に効く、ぴったりなレメディ、あります。
イメージ画像 ©︎Healingherbs Ltd.
「ウィロー(Willow)」
和名「ヤナギ」。日本でよくみられるシダレヤナギとは別の種です。古くはギリシャ時代から、薬草としての効果も認められていました。イギリスでは湿地によく見られる木で、5月初旬にかけて雄花と雌花が咲き、その両方の花と小枝を、煮沸法でエネルギーを抽出し、フラワーレメディを作ります。
このレメディは、「どうして私がこんな目にあうの!」という、被害者意識や不公平感からくる怒りを持つ方に良く効きます。自分の境遇が人と比べて不幸だと考え、憤りを感じる場合もあるでしょう。
これは、コロナウイルスの事例に限ったことではありません。例えば、会社でいつも損な役回りをさせられたりする場合や、家事や子供の世話を自分だけが負っていて、ご主人が手助けをしてくれず、イライラしている場合にも当てはまります。
ウィローのレメディをとると、そんな怒り、憤り、イライラの気分から解放され、事実を客観的に観察するようになり、そして関心を他のことに移すことができるようになるでしょう。憤ったところで、何も新しい前向きなものは生まれません。それよりも、他にある楽しいことに注目し、そして人生を楽しむ、そんな術を身につけさせてくれるレメディです。
これはZ子さんだけでなく、是非お子さんにも飲んでいただきたいです。この事例は非常に一時的なものです。世の中が落ち着けば、周りの環境も落ち着くかもしれません。ネガティブな感情にフォーカスするのではなく、是非、うまくこの状況を打開していただきたい、そう強く思います。
フラワーレメディは自然の花のエネルギーを転写したものですので、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。
今までのレメディとキーワード:
- ウォルナット(第1回): 環境の変化に対応する
- インパチェンス(第2回): 他人のスピードに対するイライラを解消する
- チェストナットバッド(第3回):同じ間違いを繰り返さない
- オリーブ(第4回): 心身共の疲れ
- ホーンビーム(第5回):先延ばしにしない
- ミムラス(第6回):不安や恐れ
- レスキューレメディ(第7回):緊急時
- ハニーサックル(第8回): 過去への執着
- チコリー(第10回):相手をコントロールしたい
- セラトー(第11回):自分の判断を疑う
- ヴァイン(第13回):相手を自分の思う通りにしたい
- ゴース(第14回):希望が持てない
- マスタード(第15回):理由のわからない鬱
- ビーチ(第16回):自分とは違う考え・行動への批判
- ヘザー(第17回):他人の話も聞く
- ホワイト・チェストナット(第18回):頭を休め
- ロック・ウォーター(第19回):完璧主義がつらい
- ロックローズ(第20回):パニック、強烈な不安
- アグリモニー(第21回):悩みを外に出さず明るく振る舞う
- レッドチェストナット(第22回):愛する人への過剰な心配
- セントーリー(第23回):Noと言えない
- クレマチス(第24回):集中できない
- アスペン(第25回):理由がわからない恐れ
- ホリー(第26回):嫌悪感、嫉妬、猜疑心
- クラブアップル(第27回):心身について神経過敏
- バーベイン(第28回):正義感が強すぎ
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