貴女と家族のための『心の救急箱』
バッチ・フラワーレメディの使い方
本日のお悩み:プレッシャーに負けそう
シンガポールの街中は、人手がだんだん増えてきました。
コロナ禍前は観光客で賑わっていたオーチャードも、今やローカルでいっぱい。
皆マスクをしてはいますが、これが通常になってきました。
5人以上の集まりはまだ禁止されていて、ワークショップやエクササイズのクラスには制限がありますし、まだ国境は閉ざされたままですが、解除されるまでのんびりと待つことにしますか。
さて、今日のお客様も、オンラインのセッションです。
テーマ: プレッシャーに負けそう
【クライアントCC子さん】
シンガポール歴4年、40代前半、専業主婦。ご主人は日系企業シンガポール子会社の経営企画部門担当、今現在も週3日はテレワーク。日本人小学校6年生と4年生の娘二人。
「はじめまして。今日はちょっと主人のことで相談があり、こちらにご連絡させていただきました。ひょっとしたらフラワーレメディが役に立つのかなと思って。」
CC子さんは、人懐こい笑顔を見せつつも、言葉を選びながら慎重にお話を始めました。
「主人の会社の本社もシンガポールも、昨年辺りから業績が良くなくって・・・今年に入って、子会社のローカルのヘッド達数人が会社をクビになったんです。日本から来る新しい社長や管理職を待つ間、ウチの主人がこのリストラの責任者となり、いろいろと事後処理したり、ローカルのスタッフのケアをしたりと、自分の仕事に加えて、大きな負担がありました。
そんな中、このサーキットブレーカーが始まり、日本からの人たちが入国できなくなったのです。
ウチの主人も100%テレワークになりました。もう毎日毎日、日本や現地の社員とずっとオンラインミーティングです。夕飯を食べた後も部屋に閉じこもり、ずっと資料作りをしていたりして、終わるのは大抵夜中。休日も仕事をしていました。食事も喉を通らないようになり、痩せていってしまって、子供達もとても心配してました。
フェーズ2になって外食ができるようになり気分転換にと家族でたまに出かけるようにしてます。主人もその時は楽しんでいるようです。でも週1、2回会社に出勤しなければならなくなり、余計ストレスがあったのでしょうか、よく眠れず、また帯状疱疹になってしまいました。今症状がやっと落ち着いたようです。
主人が心配で、よく、大丈夫?と話しかけるのですが、「僕しかやる人いないからね、仕方ないんだけど・・・最近ちょっと自信がなくなってきた。この事態を乗り切れるかどうか、自分でもわからなくなってきてる。」と言ってました。
もう、見ていて本当に辛くて、なんとかしてあげたいのですけれど、なにもできなくて・・・そんなときに、フラワーレメディのことを耳にして、もうなんでもすがりたい気分です。
フラワーレメディは、ウチの主人にも効くのでしょうか?」
<今日のレメディ>:
自粛期間中に人事異動があり、シンガポールから日本に本帰国される方も多かった反面、日本からの赴任者がしばらく来れない状況でしたね。その間、ご主人様が孤軍奮闘で会社を切り盛りされていたこと、ほんとうにストレス満載の毎日でしたでしょう。詳しい状況はもちろん分かりませんが、他の方に任せられるような仕事内容ではなかったのでしょう。しかも、不眠や帯状疱疹といった、体にまで影響が出てしまっています。
まずはご主人の心身のお疲れを和らげるオリーブ(第4回)をお勧めします。頭の中が仕事のことでいっぱいで休まらないでしょうから、是非ホワイトチェストナット(第18回)も合わせて摂っていただきたいです。また、帯状疱疹等の体の不快感があるのであれば、クラブアップル(第27回)もいいでしょう。
もしCC子さんが、寝ても覚めてもご主人のことが心配と言うのであれば、レッドチェストナット(第22回)を摂って、何があってもご主人を信頼してどっしりと構えてみましょう。
でも何よりも、今のCC子さんのご主人にぴったりなレメディ、あります。
「エルム(Elm)」
和名「オウシュウニレ」。
大きなニレの木の一種です。森林の中で大きく成長し、幹はオークのように硬い素材として使われます。2月から4月にかけて、まだ葉が出ていない時期に、紫がかった褐色の小さな花が房状に咲きます。その花の房のついた枝を、煮沸法でエネルギーを抽出し、フラワーレメディを作ります。
このレメディは、「プレッシャーに負けそう」、そんなときに力を発揮します。特に普段から責任感が強すぎるような方にはぴったりです。
一言でプレッシャーと言っても、人それぞれです。例えばCC子さんのご主人の場合は、仕事量とその責任で押しつぶされそうに感じていらっしゃるでしょう。自分が本当にできるのか、自信も無くなっているかもしれません。許容量を超えた、と感情の落ち込みを感じているかもしれません。
エルムのレメディを飲んでみると、ふっと力が抜け、自分は大丈夫だ、そんな気持ちが湧いてくるでしょう。今まで頭の中でどう仕事をこなそうかとグルグル考えていた思考が晴れ、思いがけず新たな方向性を見出すかもしれません。そして気分新たに、自分のやるべきことに邁進できるでしょう。
これは、会社の仕事のストレスだけではありません。家事や子育てが自分のキャパシティーを超えていると感じて落ち込んでいるお母さんや、学校の勉強やクラブ活動等についていく自信がなくて落胆している子供達にもこのエルムのレメディは活躍します。
フラワーレメディは自然の花のエネルギーを転写したものですので、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。
今までのレメディとキーワード:
- ウォルナット(第1回): 環境の変化に対応する
- インパチェンス(第2回): 他人のスピードに対するイライラを解消する
- チェストナットバッド(第3回):同じ間違いを繰り返さない
- オリーブ(第4回): 心身共の疲れ
- ホーンビーム(第5回):先延ばしにしない
- ミムラス(第6回):不安や恐れ
- レスキューレメディ(第7回):緊急時
- ハニーサックル(第8回): 過去への執着
- チコリー(第10回):相手をコントロールしたい
- セラトー(第11回):自分の判断を疑う
- ヴァイン(第13回):相手を自分の思う通りにしたい
- ゴース(第14回):希望が持てない
- マスタード(第15回):理由のわからない鬱
- ビーチ(第16回):自分とは違う考え・行動への批判
- ヘザー(第17回):他人の話も聞く
- ホワイト・チェストナット(第18回):頭を休め
- ロック・ウォーター(第19回):完璧主義がつらい
- ロックローズ(第20回):パニック、強烈な不安
- アグリモニー(第21回):悩みを外に出さず明るく振る舞う
- レッドチェストナット(第22回):愛する人への過剰な心配
- セントーリー(第23回):Noと言えない
- クレマチス(第24回):集中できない
- アスペン(第25回):理由がわからない恐れ
- ホリー(第26回):嫌悪感、嫉妬、猜疑心
- クラブアップル(第27回):心身について神経過敏
- バーベイン(第28回):正義感が強すぎ
- ウィロー(第29回):私は被害者
- ラーチ(第30回):自信がない
- スィートチェストナット(第34回):生きるのがつらい
- ウォーターバイオレット(第35回):人に会うのがしんどい
- ワイルドオート(第36回):人生の方向性がわからない
下記にご紹介するバッチ・フラワーレメディ入門講座では、38種類のレメディのシンプルな使い方もマスターできます。自分と家族の心の健康のために、一生使えるレメディの知識を学んでみませんか?
バッチ・フラワーレメディ入門講座
英国バッチセンターの教育システムに基づき、38種類のフラワーレメディの選び方・使い方だけでなく、バッチ博士の、身体・精神・感情の健康についての信条や哲学も学びます。
次回は10月の予定です。お問合せは、lavitasingaore@gmail.com まで 。
たった38本のレメディですが、約3億通りもの複雑な感情に効きます。各レメディの特徴、そして選び方を、丁寧にお伝えします。
「星と花で叶える幸せ体質の作り方」プロジェクト
人間関係のストレスを、星(エレメントマトリックス®︎)で自分や相手の思考・行動パターンを理解し、花(フラワーレメディ)でネガティブな感情を癒す、そんなプロジェクトです。ケーススタディの動画配信、講座、お茶会等、有益な情報をお届けしています。
詳しくは↓
https://www.elementmatrixbach.com/
お申込み・お問合せは、lavitasingaore@gmail.com または elementmatrixbach@gmail.comまで
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