【心のカゼの処方箋 vol.15】
バッチ・フラワーレメディの使い方

【クライアントM子さん】
シンガポール歴15年。専業主婦。結婚25年。ご主人は日本企業の現地法人の重鎮。２人の子供は成人して日本在住

M子さん

「最近、だるくて気分が重いんです。もう、だるくなってしまうと、何も考えられなくて、動けなくて、寝込んでしまいます。特にどこが悪いってわけでもなく、病院に行って検査しても、ピンとくる結果が出なくて。何をどう相談していいかわかりません。

調子のいい時は問題なく動けますし、逆にものすごく活動的です。ヨガにピラティス、お料理教室。あと、健康関連に興味があるので、そんな講座にもよく顔を出します。

実は、更年期ではないかと思っていまして・・・ホルモンバランスが崩れているかもしれません。遥か昔、産後鬱になったことがあるのですが、どうも似たような感じで・・・

情緒不安定というより、訳もなく落ち込む感じです。本当に、突然に、理由もなく。

心療内科に行ったら絶対に抗うつ剤が処方されると思いますが、薬は飲みたくないんです。

主人も協力的で、色々気分転換になりそうな所に連れて行ってくれようとするのですが、一旦、気分が滅入ってしまうと、もう動けなくて、申し訳ない気持ちにもなります。

こんな状況、バッチフラワーレメディは助けになるのでしょうか？ 」

＜今日のレメディ＞

更年期ですか・・・産後鬱も経験されていて、それに似た状況だとすると、ホルモンバランスが変わってきていることでこのように気分がダウンしていることが考えられます。

こういった体調の変化の対応には、ウォルナット（第１回）も非常に有効です。環境の変化だけでなく、ホルモンバランスや体調の変化にも対応できます。また、ご主人に対して申し訳ない気持ちにはパイン（未出）も有効でしょう。 こんな体調を非常に嫌だと感じるのでしたら、クラブアップル（未出）もいいかもしれません。

今日はそんな彼女にぴったりのレメディを１本だけ選ぶとしたら、

「マスタード（Mustard）」

和名「ノハラガラシ」。いわゆる、マスタードです。菜の花に近い種類です。初夏に咲く花とタネ、さやを煮沸法でそのエネルギーだけを抽出します。

このフラワーレメディは、突然のうつ状態、理由もないうつ状態に効きます。八方塞がりな気分、産後や更年期のうつ状態をサポートしてくれます。

これを数滴、定期的に摂ることにより、M子さんの気持ちは穏やかに安定していくことでしょう。訳のわからない気持ちの落ち込みから徐々に解放されていきます。ホルモンのバランスからくる身体の変化についていけない方に最適のレメディです。

バッチフラワーレメディの特徴は、ネガティブな感情からポジティブの感情に持っていくのではなく、ネガティブな感情をニュートラル（中立）な感情に持っていき、気にならなくなる、というものです。

ですから、「毎日明るく生きています！」というよりも、１、２週間摂っていただき、「あれ？ネガティブなうつ状態が気にならなくなっている・・・」というふうに効きます。それでいいのです。

自然の花のエネルギーを転写したものですので、化学的な保存料も入っておらず、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。