【シンガポールスイーツ日記 vol.7】
若手凄腕ケーキ職人がいるケーキ屋さん@チャイニーズガーデン
チャイニーズガーデンってどこ? そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。 先日のジュロンポイントの香港カフェに続き、ウエストを開拓中な私。
シンガポール歴10年目にして初めて足を延ばしてみたChinese Garden Station。きっかけはパティシエとして働いている友人との何気ない会話から。
『最近すごくいいケーキ屋さん見つけたの。郊外なんだけど大人気で見た目もカワイイのよ!』
さっそくググってみたらなんとレビュー☆4.8。そして写真のセンスも◎。
『買い物で遠出は嫌だけど、スイーツのためならいくら遠くたって構わないの』をモットーにしている私。 すぐに息子を連れ行ってきましたのでレポートします。
最近は見慣れたこの光景。
そうです。今回もHDB群の一角にあるのです。
シンガポールの人気カフェやスイーツ店は郊外にお店を構えるのがトレンド。
デリバリ―サービスも充実しているこの国では郊外といってもあまり関係なく、
家賃も抑えられて、リーズナブルに商品を提供できるでしょう。
どこにあるかわかりましたか?
もうこれは間違え探しゲームのよう。
よく見ると他のお店とは雰囲気が違う看板が見えてきます。
今回訪れたのは
Lee’s Confectionery
オーナーパティシエのLee Yin Quanさんはパリの料理学校FERRANDI Parisを卒業後、Jean-François Piège やNina Métayerといった有名シェフの下で働き、去年12月、この地にお店をオープンしました。
テーブル4つとカウンター4席という小さなお店ですが、こだわりのケーキを味わってもらうために白を基調に無駄を限りなくそぎ落としたといった印象のお店です。
ケーキは7種。
この日は目当てのTARTとPUCKがすでに売り切れということだったので、KURIとJIAOをオーダー。
目の前でケーキに細かい装飾を入れていきます。
こちらが一つ目のKURI。
栗をベースにミルクチョコレートを使った一品。
表面はマロンクリームで覆われており、底の部分に求肥が敷かれていました!
これはケーキとしては驚き! まるで和菓子のような味わいです。
おそらくここに日本的な食材を使ったからケーキの名前もあえてKURIとしているのでしょう。
二つ目はJIAO。
大きなお皿の端にそっと置き、ホワイトスペースを十分に生かしているのはフランスらしさなのか、細かいバランスがアートとして目でも楽しめる一品。
これはバナナを使用したケーキでお皿の上にトッピングされているものはグラメラカ(おそらく。もしくはパームシュガー)でキャラメリゼされていて、オーダーが入ってから一点ずつバーナーで炙ったものをデコレーションしていました。
クリーミーなムースの中にはバナナが入っており、底は軽い食感のパリパリのビスケットなので色々な食感が楽しめました。
ただ私には甘すぎたかな。
飲み物は壁に飾られたメニューから。
見た目も美ししくオーナーのこだわりと個性がかなり表現されているケーキですが、ひとつ$8とお値段もそれなりにしますので、日常的にいくというよりも特別な集まりへのお持たせなどにいいかもしれません。
今日は売り切れていたTARTとPUCKが人気だと友人もいっていたので、次こそは試してみたいですね。
デリバリ―もやっているので、家族のお祝い事やママ会などの際に注文してみてはいかがでしょう。
Lee’s Confectionery
Address: 343 Jurong East Street 31, #01-59, Singapore 600343
木~火 12pm – 10:00pm
水休
電話:9183 8447
http://www.leesconfectionery.com/
https://www.facebook.com/leesconfectionery/