ラブバードカラーサロン主宰
パーソナルカラーアナリスト
小川良子
色彩検定1級
カラーデザイン検定1級
旅行で訪れたシンガポールに恋し、再度渡星。日本語教師としてのキャリアをスタート。その後、シンガポール人と結婚し、主人の転勤に合わせて日本、中国と生活の場を移す。
上海で暮らしていたときにパーソナルカラーアナリストに出会い勉強を始める。
2018年にシンガポールへ帰国し、現在は「色の力を使って、内面と外見を応援する」をモットーにBedokの自宅のラブバードカラーサロンにてカラー診断やレッスンを行う。
みなさん覚えていますか?
約6年前に、日本だけでなく世界で流行ったこのネタ。
最近、月亭方正さんがツイートしたことでまた話題になっているようです。
あなたにはこのボーダーのドレス、
黒青に見えますか?
白金に見えますか?
ある調査によると、
黒青に見えた人 約3割
白金に見えた人 約7割
だったそうです。
実際のドレスの色は鮮やかな青と黒のボーダー柄なのですが、
どうしてこのように見え方が分かれるのでしょうか?
それは、背景にある「光の当たり方」を脳がどう解釈したかによる錯視が原因だったのです。
同じ色でも見る人が頭の中で思い浮かべた光の当たり具合に個人差があります。
こうするとどうでしょうか?
黒青の服の右半分には光が、白金の服の右半分には影があたっているように見えると思います。
2つの服の光の部分と影の部分は、実は同じ色なのです。
- 日の当たるところにある黒青
- 陰ったところにある白金
見た人がどちらの光を思い浮かべるかで色は違って見えます。
明るいところで撮られた写真なのか?
それとも逆光の中で撮られた写真で暗く写っているのか?
という最初の思い込みによって、「色の恒常性」が働き、見え方が違ってくるのです。
「色の恒常性」とは、
照明光の条件が変わっても照明光の色に引きずられることなく、同じ物体は同じ色として知覚するよう脳が補正をかけている状態のことです。
文章で読むと難しく感じますが、例えば下の写真のイチゴ。
このような青緑色の照明の元でも赤いと感じませんか?
実際は写真右側の●のような灰色です。
このような現象を「色の恒常性」といいます。
人間の目って不思議ですよね。
先程のドレスを、黒青と見た人は「明るいところで撮られた写真」だと思い込み、白金と見た人は「逆光の中で撮られた写真」と思い込んだ為、見え方が分かれてしまっていたのです。
今回ご紹介した「色の恒常性」や「色の錯視的現象」は、色彩検定2級の内容になります。
11月の色彩検定試験に向けて、ラブバードカラースクールでも8月末から対策講座が始まります。
大人になってからの学びはとっても楽しいです。
ぜひ一緒に「色」を学びましょう!
Lovebird color school
グリーンライン ベドック駅徒歩1分
美色コーディネート初級・中級
プロ診断士養成講座もご用意しております。
【美色コーディネート講座】