弁護士って遠い存在だと感じていませんか?
ちょっとしたトラブルが起きた時、誰に聞いていいかわからずに時間がだけが過ぎていったり、話し合いでは解決することができずに裁判沙汰になってしまう、そんなことが意外と身近でおきています。
誰にでも起こりうる法的トラブルで困った時にプロフェッショナルの意見を聞けたらとても安心しますよね。
シンガポールにも多くの弁護士事務所が存在しますが、ローカル事務所でも日本語で相談できる法律事務所があるんです。
それがChung Ting Fai & Co.(チュン・ティン・ファイ法律事務所)。
剣道6段、親日家の代表弁護士が率いるチーム
日本人でもコンタクトしやすい大きな理由は二つ。
一つ目は、代表弁護士のチュン弁護士が大変な親日家で、日本企業との繋がりも強く日本の著名なアパレルメーカなど複数の日本企業のクライアント経験があるという点。
チュン弁護士は1989年にシンガポール国立大学を優等学位で卒業し、1990年3月にシンガポール弁護士として勤務スタートしたベテラン弁護士。
銀行、金融、企業、財産、知的財産、刑事訴訟、相続、家族紛争、商事仲裁など幅広い分野で豊富な法律経験があり、シンガポールだけでなく、香港、中国、ASEAN諸国のクライアントにアドバイスを提供しています。
現在はチュン弁護士以外にも複数の弁護士が所属し、会社だけでなく、離婚問題、相続、名誉棄損などの個人的なトラブルにも良心的な価格で対応しています。
ちなみにチュン弁護士は剣道6段の腕前で、現在も熱心に古武術を学んでいるそう。
日本人弁護士の加入
二つ目の理由は、日本人弁護士、坂本真一郎さんの加入。
最近事務所に加わった坂本弁護士は、大阪の老舗事務所で大手損害保険会社や金融機関等の代理人、また中小・ベンチャー企業のリーガルサポートに注力したのちに渡米。
University of Southern California で1年間の法学修士課程を修了し、Technology & Entrepreneurship law certificateを取得。2023年4月からChung Ting Fai & Coに外国人弁護士として参画しました。
着任した坂本先生にシンガポールで直面しうる事案や気になる事を聞いてみました!
~個人におけるトラブルについて~
Q. 弁護士に相談すること自体がとても敷居が高い気がするのですが、個人的なトラブルも相談しても良いのでしょうか?
個人の方からすると弁護士にお話することなんてないと考えられるかもしれませんが、みなさんの身近に起こりそうな事案にも対応しているんですよ。
Q. 例えばどんな事案がありますか?
近所の飼い犬に噛まれたので損害賠償請求をしたいという相談や、シンガポール在住の人が日本に帰ったまま亡くなってしまい、相続人から預金を引き出したいという相談などです。
また日本人同士の離婚や、日本人とシンガポール人の離婚、相続や賃貸借款に関係する問題などシンガポール法にまつわる個人の方へのリーガルサポートもシンガポール人弁護士と連携して対応します。
Q. 日本とは異なる法律で、シンガポールで気をつけなくてはいけないことはありますか?
最近多いのは、インターネットやSNSでの誹謗中傷のトラブルです。
シンガポールではPOHA (The Protection from Harassment Act 2014) という日本人には馴染みのない法律があります。
いわゆるハラスメントに特化した法律ですが、例えば軽い気持ちでインターネットに書き込んだような場合でも刑事罰の対象になる可能性があるなど、日本以上に気をつけなければなりません。
同様に日本で言うところの個人情報保護法に値するPDPA (The Personal Data Protection Act)も日本の個人情報に比して厳格であり注意が必要です。
~法人向け法務トラブルについて~
Q. 法人向けでよくある相談を教えてください。
シンガポール進出を検討している方や、スタートアップなどからはシンガポールにおける各種業の許認可等に関するリサーチ、投資スキームに関する適法性の確認、雇用契約書、就業規則、賃金規定の作成の相談があります。
また、進出に際して必要な契約書の作成・確認やM&Aに関する相談、反対に、シンガポールからの事業撤退サポートに関するご相談をお受けします。
その他にも、会社設立業務のサポートの一環として、会社設立手続きやビザ申請業務等も事務所としてお手伝いしております。
Q. ベンチャー企業も含めた 中小企業向けのサポートにも力を入れられているという事ですが、具体的に教えてください。
最近は会社間の取引や、従業員とのトラブルをめぐる法的な問題は複雑化しており、度重なる法改正によって以前までは正しかった対応方法が、今では違法な対応となっているケースも存在しています。単発でのご相談もお引き受けしていますが、企業向けには顧問契約という形で、1つの問題だけでなく、会社経営にまつわる全ての問題解決に貢献したいと考えております。
なるほど、個人・法人共にサポートされている内容がよくわかりました!
最後に在住日本人のみなさんにひとことお願いします。
企業だけでなく個人の方にとっても、弁護士を身近な存在として意識していたただけたらうれしいです。シンガポール特有のトラブルに直面することも多いと思いますが、ぜひお気軽にご相談ください。
かつては大阪弁護士会サッカー部のキャプテンを勤め、弁護士会のサッカーワールドカップであるMundiavocat, World Football Cup for Lawyers 2018 スペイン大会にも出場したというスポーツマンの一面も持つ坂本弁護士。テクノロジーの洗練されたシンガポールにおいては、従前の業務分野を活かし、自動運転やドローンなどMaas(Mobility as a service)に関する法律問題に注力していきたいとのこと。
インタビューにも、笑顔で気とても気さくにお応えいただきました。
シンガポールでトラブルに直面した時の心強い味方である弁護士事務所、お困りのことがある際は日本語で相談してみましょう!
シンガポールでの相談業務内容(事務所として)
シンガポール法規制に関する調査(各種許認可に関するリサーチ、投資スキームに関する適法性の確認等)
各種契約書の作成・確認(合弁契約書、代理店契約書、共同研究契約書等の各種契約書の作成)
労務アドバイス(雇用契約書、就業規則等の作成、労働組合の対応、解雇などの従業員との紛争解決等)
M&A業務、事業承継あるいは事業撤退サポート(株式譲渡、事業譲渡の際のデューデリジェンス等)
紛争解決(個人及び法人の取引先や家主、第三者との間の紛争解決)
法律相談その他(離婚・相続、賃貸借契約、ネット上での誹謗中傷や名誉毀損等)
無料セミナーのご案内
シンガポールライフを快適にするために知っておきたい法律とお金の話
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★午前の部:10:00~11:30
対象:子育てママ&主婦向け
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前半は、お子様の学校やSNSでのトラブル、賃貸借契約トラブル、家庭問題(離婚・相続)などシンガポールの日々の生活で直面するトラブル例や知っておくべき法律や対応策を学びます。後半は、家族のために主婦が知っておきたいお金の話をプロから学べます。
セミナー後には個人相談タイムもあり(希望者のみ)
【セッション1:知っておきたい法律編】
女性の法的エンパワーメント知識で自信をつけよう
【セッション2:お金と投資編】
家族のためのマネープランニング主婦向け資産形成
★夜の部:19:00~20:30
ビジネスパーソン向け
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※セミナー終了後、懇親会あり
前半は、個人情報の取り扱いに関する問題やPOHAというハラスメントに関連する法律、あるいは、労務問題など、シンガポールの会社で働く会社員やビジネスオーナーが知っておきたい法律について学びます。後半は、ビジネスパーソンが知っておきたい資産運用方法をプロから学びます。セミナー後には懇親会も開催します(希望者のみ)。
【セッション1:知っておきたい法律編】
シンガポールにおけるビジネス法の重要な要点
【セッション2:お金と投資編】
グローバルな資産運用術ビジネスパーソンのためのマネーマネジメント
日時:7月13日(木)
場所:BYST STUDIO (チャイナタウン駅徒歩3分)
Address: Blk 34 Upper Cross St, #04-150, Singapore 050034
定員:各回15名
参加費:無料(通常$50)
含まれるもの:コーヒー・紅茶、菓子付き
Chung Ting Fai & Co.
チュン・ティン・ファイ法律事務所
138 Robinson Road, #18-03 Oxley Towers Singapore 068906
タンジョンパガー駅徒歩5分
TEL : 6836-0732
日本語での問い合わせ:メールはこちら
ウェブサイト: https://tfchung.com/