ANAグループの中距離国際線向け新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」
バンコク、ソウルに続く3番目の路線として、成田―シンガポール線の週5往復の運航をスタート。
ANAグループの中では第3のブランドとなり、フルサービスキャリア(FSC)のANA、ローコストキャリア(LCC)のピーチ・アビエーションの中間に位置し、快適さとリーズナブル運賃の“いいとこ取り”を実現したハイブリッドエアラインとなります。
全席エコノミー、運賃は大人片道17,500円から
気になる運賃は全席エコノミークラスで大人片道17,500円〜。
手荷物や座席エリア、機内食といったオプショナルサービスの違いによって、3タイプが用意されています。
「シンプル」 大人17,500円〜/小児8,000円〜
「スタンダード」 大人21,200円〜/小児10,590円〜
「セレクテッド」 大人25,800円〜/小児15,300円
※シンガポール線の片道運賃、小児は2歳以上6歳以下となります。
※座席を使用しない2歳未満の幼児は5,000円。
いずれも空港使用料と税金は別途必要になりますが、燃油サーチャージは徴収なし。
「シンプル」はもちろんのこと「セレクティッド」設定でもうれしい価格。
預け入れ手荷物も23キロあれば大抵の荷物には対応可能ですし、家族での一時帰国や旅行の強い味方となりそうです。
フルサービスキャリア並みのシートピッチ
リーズナブルだからといって、一般的なLCCのような窮屈さはありません!全席エコノミークラスで、シートピッチはFSC(フルサービス航空会社)と同等かそれ以上の32インチ(約81センチ)、リクライニングは深めに設定。
シートは軽量で耐久性もある日本製のグレー色の上質なレザーを使用し、肌触りは柔らかく快適さを追求している。
バンコク便を体験した友人によると、比較的柔らかめの座面となっており座り心地がよく、シートが硬すぎてお尻が痛くなるようなことはなかったとのこと。
個人用モニターは設置されていないが、長時間の移動も快適に過ごせるであろう。機内サービスについては、ANA便に搭乗する客室乗務員も乗務するなど、ANA流の高いおもてなしが期待できそう!
日本らしさを盛り込んだこだわりの機内食と機内販売商品
さらに有料機内食の開発にも力を注いだそう。
日本の優れた食品加工技術によって長期保存が可能となったレトルト食品やフリーズドライ食品を機内食メニューへ積極的に採用することで、フードロスの削減に取り組んでいる。また、プラスチックを使っていない容器を選ぶなどコスト優先ではない規格を実現。ブランドイメージには「日本らしさ」を掲げ、日本の「美味しい」を楽しみ、日本の「文化」を感じる機内食を取り揃えています。
事前予約メニューではふわとろ卵の炭火焼親子丼(1,600円)や寿司(2,000円)、おむすび弁当(1,500円)、10食限定のデコ弁(1,800円)、野菜たっぷりサラダ(1,600円)など、計13種を用意。機内食は欲しいけど、重い食事は遠慮したいな、、、という気分の方にはサラダやフルーツもあり、女性から人気だそう。
FSCの機内食は大抵2種類の選択肢しかないので、事前に好きな食事を選べるというメリットは大きいですね。購入期限があるので、日本発便は出発の24時間前、 シンガポール発は33時間前までに。
Halal MealやVeganメニューもあるので様々な方が機内食を楽しめるのも安心です。
機内で購入するタイプの食事は、北海道・道産牛すじカレー(1,200円)や島根県産高級「めで鯛」茶漬け(1,000円)、みつあま焼き芋(500円)、京都宇治抹茶わらび餅(600円)、お子様おやつセット(550円)等々、充実のラインアップ。
ドリンク類も自信の品揃えで、山梨県麻屋葡萄酒 赤・白ワイン(800円)、富山県産三郎丸蒸留所のスモーキーハイボール(600円)、ほかにも梅酒、純米酒と、日本産にこだわったアルコールを取り揃えています。
機内販売では、オリジナルアロマミストや御朱印帳など「日本らしさ」を感じられるアイテムも取り揃えている。旅のお土産に是非、おすすめしたい。
自分のスマホやタブレットで機内エンターテイメントも楽しめる
各シートに設置された充電用USB端子はType-AとType-Cに対応。
タブレットホルダーを設け、乗客が自分のスマートフォンやタブレットを置いて、機内エンターテインメントの映画などを鑑賞しやすいよう工夫もなされています。子ども用のコンテンツもあり。
また、ノートPCでもコンテンツを楽しむことが可能です。食事やアメニティの注文、ビデオのストリーミング、地図の表示も、自身のデバイスで行なうことができます。
旅の選択肢が広がる!
運航スケジュールは以下の通り。
成田ではANAグループが集まるT1を利用するため、ANAやピーチエアへの乗り継ぎがスムーズに行え、ターミナル移動のストレスなし。片道航空券のみでも購入できる。
好みに応じてサービスと運賃を自由に組み合わせることができ、自分だけの旅のカスタマイズという点は搭乗客にとって本当に必要とする価値を見つめ直すきっかけになるであろう。
日本への往復が快適に、よりリーズナブルな価格で実現可能となった。成田―シンガポール路線を週5回結ぶ「AirJapan」は、日本への一時帰国が増えるこれからのシーズンはもちろん、新たな旅の選択肢となりそう。