フォートカニングパークとシティホールに挟まれたショップハウス街をご存じでしょうか。
シティなのに大通りから一本中に入るだけでそこにはゆったりとした異空間が広がります。
実はこちら5年前くらいに再開発されて、自然あふれるアーティスティックなエリアへと変貌を遂げました。
現在は改装中ですが、Peranakan Museum (プラナカン博物館)に行ったことがある方も多いのではないでしょうか。
近くには有名な消防署やYong Pung How School of Law、SMU(シンガポールマネージメント大学)などもあり、学生も多く見られます。
コロナ前はこの広場で様々なナイトフェスティバルが行われていましたね。
さて、この素敵な雰囲気の一角に、私が10年前から気になりながらも狙った日に限って満席という事が続いていたビストロに遂に行くことができましたよ! というご報告ブログです。(笑)
ただし、10年間もタイミングが合わなかった彼(お店)とはそう簡単にはうまくいかないんです。それについては後ほど。
このお店に行くにはクラークキーやシティホール、ドビーゴート駅などから少し歩いて向かうと街並みもきれいで楽しいのでお勧めです。
さて本日の目的地はこちら『Le Bistrot du Sommelier』
ショップハウスの1階がレストラン、2階がカジュアルなビストロになっています。
また、パティオ席もあり、夕暮れ時はそよ風に吹かれながらワインを楽しめるので、多くの人でにぎわっています。
訪れたのは11月4日のディーパバリのお昼。
もちろんオンライン予約をして、席は確保してあるのでいいのですが、なぜかお客さんが誰もいません。
あれ??と思いながらも入口に行くと、スタッフの方が『メールで伝えていると思うけど、1階とキッチンがリノベーション中なので今日はコールドアペタイザーしかないよ』と。
メール??それって予約コンファームの自動返信?? そんなの細かく読まないし!
予約画面にはそんなこと書いてなかったけど~!!!と心の中で叫びつつも、10年越しに会えた彼へのうれしさの方が勝り今回は頼めるもので我慢することに。
いざ二階に上がると天井の高いビストロ空間が広がっていて、テーブルやインテリアがかわいい。
細長いハイテーブルや壁の感じ、窓からの光の差し込み加減がたまりません。
『これがメニューね!』と渡されたものの、『頼めるのは1ページ目だけね!』ということなので、めくる必要もないけれど、次回のためにメニューをチェック
お店のシグネチャーであるリエットやテリーヌは頼めるようで、一安心。
テイクアウェイとは料金が別のようで、店内の方がお安めです。
今回頼んだのはダックリエット、フォアグラのテリーヌ、ポークガーリックソーセージの3品。
まず運ばれてきたのはリエットとソーセージ。
リエットは自家製パンと一緒に。 100g $12.50
ソーセージは豆の冷菜と一緒に 100g 12.50
お昼に飲むビールは最高。 そしてこの前菜たちがピッタリ。
到着して少しがっかりさせられたけど、この料理たちのおかげで私の心は再び踊りだしたわ。
こちらはフォアグラのテリーヌ 100g $28.50
一緒にサーブされたブリオッシュがとても美味しく、テリーヌとの相性も抜群。
最初の目的はステーキだったのですが、今回注文した料理はどれも美味しくて、ワインとのペアリングには完璧。
ただ、お酒を飲めない友人には全体的に味付けが濃いので、少しかわいそうだったかも。
現在の規制だと2名のみなので、100gを3皿頼んだだけでお腹いっぱいになってしまいました。
今度は4名でシェアしながら、色々な料理も試してみたいですね。
10年越しの憧れの彼とのご対面は、それはそれで大満足なひと時でした。
ワインが好きな方にはすごくお勧めできるお店です。是非お試しあれ。
Le Bistrot du Sommelier
2021年11月中旬まではキッチン改装中