シンガポールではじめる本気のバレエ vol.3~舞台・コンクールに挑戦する意義とは?~

美しい⾝体や⾳楽性が育めることから、
習い事として⼈気の⾼いバレエ。
その魅⼒や、上達につなげる秘訣を連載にてご紹介します。
第3回のテーマは
「舞台・コンクールに挑戦する意義とは?」。

3つの⼒が伸びる可能性を秘めている

M.A BALLETでは、練習の成果を披露する機会を、年2回、設けています。
6⽉に開催するお披露⽬会では、通常のレッスンで学ぶ動きを組み合わせた⼩作品を、⼦どもたちが親御さんの前で披露します。

⼀⽅、12⽉の発表会は、⼤きな舞台にて開催。会のために特別にオーダメイドした⾐装を⾝につけ、ステージメイクアップを施し、⽣徒が⼀丸となってクラシックバレエの名作などに挑戦します。

作品に挑むことで、⼤きく3つの⽬標を達成することができます。

まず1つは、テクニックの向上です。通常のレッスンでは、レッスンごとにさまざまな動きを練習します。⼀⽅、作品には振付が与えられます。振付があるということは、すなわち決まった動きを集中的に特訓することになります。通常のレッスン中では、特定の動きの精度を⾼めるためだけに多くの時間を割くことはできません。しかし作品においては、完成に向け、1つ1つの動きを集中的に特訓するため、テクニックの⾶躍的な向上が望めるのです。

「通常レッスンでは、クラシックバレエにおける正確な⾝体のポジションを徹底します。作品の場合、それに加え、観客席から観える⾝体をいかに美しく魅せるか、ということも意識させるように指導しています。これら両⽅を知ることは、⾮常に重要です。1年を通し、お披露⽬会と発表会に参加することで、⽣徒たちは⽬に⾒えて成⻑します」(M.A BALLET校⻑・渡辺真有)。

その成⻑の度合いは、階段1段程度ではなく、何段も⼀気に駆けのぼっていくかのような上達ぶり。そして「何かをやり遂げた」という実感を得た経験は、⽣徒たちの⾃信へと⼤いにつながります。リハーサル・本番を通し、集中⼒が⾼まることで、お披露⽬会・発表会後は、指導の吸収⼒が格段にアップ。飲み込みが早くなり、教えへの反応が良くなります。

2つめは、他者と⼀緒にものづくりをする⼒を育むことができます。バレエでは、複数名で踊る機会が多々あります。他⼈とともに踊るには、⾳楽や⽴つ場所など、「揃えねばならないポイント」がたくさん。団結し、完成度を⾼める必要性から、バレエ仲間と組んでものづくりをする感覚を養うことができるのです。

3つめは、表現⼒の開拓です。作品には表現したいテーマがあり、演技・マイムが必要に。とはいえ、バレエでは⾔葉は使わないので、顔の表情や腕の使い⽅など、動きで感情を表します。⼀⼈⼀⼈の内なるものを引き出していくような指導と練習の積み重ねにより、表現⼒が⾝についてゆくのです。

発表会のリハーサル中!

いまはちょうど、2022年12⽉11⽇(⽇)に開催予定の発表会『Elysian2022』のリハーサル真っ最
中。コロナ禍を経て、実に3年ぶりとなるステージ上での発表会です。

「本年は、名作『くるみ割り⼈形』から第2幕を抜粋し、上演します。「幕もの」と呼ばれるストーリーのある作品に、⽣徒全員で取り組むのは、M.A BALLET開設後、初めてです」(渡辺)

クラシックバレエの三⼤バレエ組曲の1つである『くるみ割り⼈形』は、少⼥がクリスマス・イヴの夜に⾒た夢を軸にした、12⽉にぴったりの物語。発表会の観覧は、各バレエ教室の個性や雰囲気を知る参考にもなるはずですので、バレエ教室をご検討のかたは、ぜひお運びください。

さらなる上達を⽬指し、コンクールに挑戦を

近年、世界的にダンスコンクールの数が増えており、シンガポール国内も例外ではありません。
M.A BALLETでは、今後、コンクール⽤グループクラスを新設し、コンクール挑戦を希望する⽣徒のサポートにも⼒を⼊れていきます。
動きや表現⼒のレベルアップをはかるため、発表会以上に、とことんリハーサルを⾏うコンクール。厳しい練習を通じ、バレエに限らず、⽣きていく上で⼤切な精神⼒を鍛えることができるはず。

「⽣徒のメンタルサポートを⽋くことなく、テクニックを磨き続けることが、私たち教師のパッションです。コンクールに興味があるならば、どなたでも声をかけてくだい。全員の背中を押していきたいと思っています」(渡辺)

発表会情報

『Elysian2022』

⽇時:2022年12⽉11⽇(⽇)2:30pm開場、3:00pm開演
場所:Lee Foundation Theatre(151 Bencoolen St. S189655)
※詳細はインスタグラムページをご覧ください。

M.A BALLET創立者/校長

渡辺真有

幼い頃からダンスを始め、10代の頃から数々のコンクールで活躍。海外留学後はシンガポールのダンス業界では欠かせない存在となり、バレエ指導のほか、振付やコンクールの審査員も担当。

スクール情報

バレエ

M.A BALLET

対象:大人|子供(3歳~)

英国「セントラル・スクール・オブ・ロンドン」を⾸席で卒業し、プロとして活躍した渡辺真有が2014年に設⽴したインターナショナルバレエスクール。クラシックバレエを学ぶ⽣徒の可能性を最⼤限に引き出し、バレエを通じて⾃分を表現する喜びや感動を、みんなで分かち合うことを⼤切にする。

545 Orchard Road, Far East Shopping Centre 238882 #15-12
オーチャード駅 徒歩5分
https://www.maballet.com

問い合わせる

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