シンガポールではじめる本気のバレエ vol.2 ~バレエの“メソッド”とは?~

美しい⾝体や⾳楽性が育めることから、
習い事として⼈気の⾼いバレエ。
その魅⼒や、上達につなげる秘訣を連載にてご紹介します。

第2回のテーマは
「バレエの“メソッド”とは?」。

「メソッド」にとらわれなくて⼤丈夫

バレエ教室探しをする際、スタジオ紹介のパンフレットやウェブサイトを⾒ると、「ワガノワ式」「RAD式」といったワードを⽬にすることが。これらはバレエにおける「メソッド」を指しています。

メソッドとは、「バレエ」という芸術を後世に正しく、効率よく伝承するため、技やポーズのひとつひとつに名前をつけ、体系化したもの。そしてバレエはロシアやフランス、イギリスなど、さまざまな場所で育まれてきた⽂化のため、メソッド考案者は1⼈でなく、複数のメソッドが存在します。

たとえば代表的なものにロシアのアグリッピナ・ワガノワが完成させたワガノワ式イギリスで体系化されたロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス式(通称RAD)などがあります。前者は⼒強く⼤きな動きを特徴とし、後者は⼿⾜の⼩さな動きまでもを丁寧にこなす、といった違いはあるものの、どのメソッドが正統派・主流だといったことはありません。よって、教室を選ぶ際に「どのメソッドを選んだらよいのか」と、メソッドにとらわれる必要もありません

正しい知識を有する指導者のもとで学ぶ

ただし、⼤切なことが1つ。そのスタジオの先⽣が、正しいバレエの技やポーズを理解しているか、ということは⾮常に重要です。

M.A.BALLET創⽴者である渡辺真有は留学先のロンドンでRAD式を軸に学びました。ほか、ワガノワ式を学んだ神野洸⼀をはじめ、国内外で研鑽を積み、プロとして活躍したインストラクターも指導にあたっています。共通するのは、メソッドにとらわれることなく、正しい知識をもとに、⽣徒ひとりひとりの年齢やレベルに合わせ、細かな点まで、わかりやすい⾔葉で伝えること。

「バレエは海外で⽣まれたものですから、欧⽶⼈の⾻格に向いた⾝体の使い⽅をすることもあります。アジア⼈の体型に合わせて⾝体の使い⽅を調整して指導なさる教室も中にはありますが、わたしたちは、美しいポジションを保てるよう、正しい基礎で鍛え、⾝体を芯から整えるような指導を⼼がけています」(渡辺)。

柔軟性を過度に⾼めたり、回転数を増やしたりと、⾒た⽬に華やかに仕上がるテクニックではなく、正確で、バレエのあるべき姿勢や⾝体の使い⽅を追求するスタジオなのです。

「よりよい伝え⽅」の模索を怠らない

「そのため、指導者同⼠のコミュニケーションは⽋かしません。バレエ以外の簡単な例えを使ってイメージさせる伝え⽅が効果的、など、どのようなアプローチが伝わりやすいかは、⽣徒によって異なります。よって、『この⽣徒は、いま、この動作を習得中で、こんな⽅法で伝えると飲み込みがよかった』といったことを、毎⽇、話し合っています。⽣徒が⼦どもであっても、⼤⼈であっても、です」(渡辺)

バレエを基本から学びたい⼈、本気で上⼿くなりたい⼈の背中を押すスタジオであることを、わたしたちは命題にしています。

M.A BALLET創立者/校長

渡辺真有

幼い頃からダンスを始め、10代の頃から数々のコンクールで活躍。海外留学後はシンガポールのダンス業界では欠かせない存在となり、バレエ指導のほか、振付やコンクールの審査員も担当。

スクール情報

バレエ

M.A BALLET

対象:大人|子供(3歳~)

英国「セントラル・スクール・オブ・ロンドン」を⾸席で卒業し、プロとして活躍した渡辺真有が2014年に設⽴したインターナショナルバレエスクール。クラシックバレエを学ぶ⽣徒の可能性を最⼤限に引き出し、バレエを通じて⾃分を表現する喜びや感動を、みんなで分かち合うことを⼤切にする。

545 Orchard Road, Far East Shopping Centre 238882 #15-12
オーチャード駅 徒歩5分
https://www.maballet.com

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