インテリアのプロとつくるおしゃれインテリアへの道 vol.1

シックモダンな家具で統一感を。
ホテルライクなゆとりの空間

by HANA DESIGN

みなさん、こんにちは!
シンガポールのインテリアコンシェルジュ、HANA Designの梅原と石井です。シンガポールライフを快適に自分らしく過ごせるよう、インテリアデザイン&コーディネートでお手伝いをしています。
今回も素敵なインテリアが完成したお客様のお宅にお邪魔して、お話を伺いました。完成したお部屋に行くのは私たちもいつもワクワクします!

Hana Design

Yui Umehara
Interior Designer
東京・ニューヨーク・シンガポールでデザイン事務所、住宅設備メーカー勤務を経てシンガポールでフリーのデザイナーとなる。小さい頃から部屋の模様替えがとにかく大好き、中学生時代にはタイル張りのDIYベッドを作る。三度の飯より「インテリア妄想」が好き。お客様の妄想を形にするデザイナーの仕事に魅せられ続ける日々。
Saori Ishii
Interior Designer
デンマークで働いたことがきっかけでインテリアの道に目覚める。東京ではレジデンスやモデルルームのインテリアを手がけ、来星後はインテリアショップに勤務した経験もある。家具はいくら見ても飽きず、やたらと家具ブランドに詳しい。二人の子供はバンコクで出産している海外生活長めな人生。

今回のご依頼内容は、家具がついていないユニットへの引越しに伴うリビング全体のコーディネート。食品関連の自営業を営むK様宅は来客が多いため、ホテルのようにくつろいで欲しいというK様のホスピタリティを叶えるお手伝いです。

まずは全体の方向性を伺ってから、ホテルの中でもどんなホテルが好みかイメージを絞っていきました。

家具のご提案と同時に、K様ご自身でもインテリアショップを回られて、気に入ったものがあればご相談いただきながら、まとめていった、という感じです。

K様にさっそく今回の感想を伺ってみたいと思います!

HANA: 改めて今回デザイナーに依頼しようと思ったきっかけを教えてください。

K様: 子どもの成長に伴い、大きいところに引っ越したいなと考えていたんです。この新居には家具が何ひとつなかったので、それをすべて自分だけで選ぶのはちょっと無理だろうと思って、デザイナーさんにお願いしすることにしました。

HANA: 私たちHANA DESIGNに任せようと思われた決め手は?!

K様: シンガポールで日本人のインテリアコーディネータさんはいないですよね。そんな中、たまたま仕事とは関係なく知人を介して石井さんと知り合えたのがきっかけです。

HANA: ご自身のインテリアテーマを改めて教えてださい。

K様: “ホテル”のような空間を作りたいという思いがありました。好きなテイストはハイアットグループのホテルのような、ラグジュアリー感があるビジネスライクな雰囲気。広々としたなかに大きい家具でリラックスできる、そんな空間を目指して大きな家具から決めていきました。

大きなソファや長めのダイニングテーブルなど、広い空間に大きな家具を置きホテルのようなゆったりした空間を目指した。黒・グレー基調の中に、ソファで色味をプラス。

HANA: デザイナーに依頼して特に良かったな、と思う点はありますか?

K様: 僕の場合はイメージに合う店のリストをもらって、その店をまずは自分でばばーっと見て回りました。気に入ったものをいくつか選んで写真に撮って、石井さんに送って、家に合うか合わないかのアバイスをもらったり、相談するという感じでしたよね。

シンガポールにはどんな店があるか、どんなチョイスがあるかがまず分からないので、この店リストはとても助かりました。実際に自分で見て回れたのは良かった。石井さんに同行してもらって、1日4〜5軒で2日間がっつり回ったこともありますよね。

HANA: 家具選びで印象に残っていることはありますか?

K様: ネットで商品をチェックしていったんですが、店頭で見たら「これ?!(全然違う、がっかり)」というものがありました。オンラインでなんでも購入できる時代ですが、絶対に実物を見た方がいいなと思いました。

HANA: こだわった点や、特に好きな家具などはありますか?

K様: 重視したのは空間イメージと長いテーブルです。自宅で仕事をする空間も作りたかったというのもあり、ダイニングテーブルにはこだわりましたね。仕事柄、ホームパーティを月に7~8回するということもあるので、仕事もそこでできるけど、ゲストと一緒に囲めるダイニングテーブルというイメージがあって。ダイニングで食事をして、その流れでソファでみんなでくつろぐという自然な動線は大切でした。

あとステレオは、実は家具の中で一番高いかも(笑)。学生時代は音響を学んでいたということもあって、音にはかなりこだわりたいんです。結構いい音出るんですよ〜。

長いダイニングテーブルはいちばん最初に決めた家具。

お子さんが小さいということもあり、片側は並んで座りやすいベンチスタイルに。

大きなダイニングテーブルとソファはホームパーティでのくつろぎタイムにも欠かせない重要アイテム。

こだわりのスピーカー。隣に置かれたデザイン性の高いライトも、ホテルのようなラグジュアリー感を演出するエッセンスに。

HANA: ほかにお気に入りコーナーはありますか?

K様: リビングの一角に作ってもらった子どものコーナーですね。まだ幼い子どもが長い時間過ごす場所なので、安らぎの色を目指して壁はグリーンに。この色も、飾っているアートもすべて石井さんのご提案のものですよね(笑)。僕の好きなテイストを上手に提案してもらいました!周りのガラス(スライドドア)はもともとクリアだったんですが、曇りガラスのようにフィルムを貼りました。あと部屋全体でいうと、ペンダントライトを設置したということと、カーテンも全部変えてもらいました。すると部屋の統一感が出て、雰囲気ががらっと変わりましたね!

リビングスペースと一体化した子どものスペース。

原色を使わない優しい色合いでリビングスペースとも相性良くホテルのような空間になじむ。お子さんが生まれたときのサイズや大きさに合わせて描かれたアートなど、シンプルな中にもそれぞれにさりげなく意味が込められている。

入居したときライトはダウンライトしかなかったため(とても暗い!)、テーブルに合わせてペンダントライトを設置。リビングエリアにはミッドセンチュリーデザインのスプートニクランプでリッチな雰囲気を。

HANA: 今回のインテリアプロジェクト、振り返ってみての感想を聞かせてください。

K様: とにかく気に入ったものがあったら、石井さんにまず相談、という感じですぐに連絡していましたよね。本当に石井さん“さまさま”です(笑)!

シンガポールで難しいのは店選びですよね。どの店のクオリティがいいか、どの家具が壊れにくいかといった情報が、何より価値があると思います。僕のテイストを分かった上で、信頼できる店と繋げてもらえたのがとても助かりました。

K様、ありがとうございました!

K様のお宅は、お部屋の形が長方形ではなく台形でしたので、バランスよく家具を配置することにこだわりました。ホテル系のインテリアにしたいとのご要望だったので、使う色のトーンを落として色数も抑えました。軽すぎない重厚感のある質感も必要です。デザインする上で難しかったことといえば、子どもぽくカラフルになりがちなキッズスペースとシックなリビングダイニングに統一感を持たせること。ポイントになったのはポスターと壁の色でしたね。アートはシンプルに、壁の色も明るいけれどグレイッシュなグリーンでリビングのイメージと繋げました。

お部屋を整えていく際、目標のイメージをビジュアル化しておくことが大切です。実現不可能!?と思っても、理想のお部屋の写真をSNSなどで保存しておくとスタイルに沿った統一感を作りやすくなりますよ。

 
インテリア大好きな人!お家を素敵にしたい人! 必見

特別ワークショップ開催のお知らせ

第1回テーマ 「インテリアの統一感を知る」

講座内容

★それぞれのお家のお悩みに対する解決法のワンポイントレッスン
★テーマに沿ったデザインセオリーの講釈
★家で実践できる具体的なアドバイス

日程: 7月12日(月) 10:30~12:00(90分)
参加費: $30/人 (紅茶付き)
※お子様連れは応相談。5歳以上別室での待機が可能です。$10/人(飲み物付き)

講師: Yui Umehara & Saori Ishii
定員: 10名
場所: b.studio (チャイナタウン駅 徒歩3分) 

お問い合わせ&お申し込みは

メール teppei@byst.sg
WhatsApp +65-8138-4613

HANA DESIGN

シンガポールでの生活を快適に自分らしく暮らせるよう、インテリアを通してお手伝いさせていただきます。
家具、照明、アート、デコレーション、ウィンドウトリートメントのコーディネートから、造作家具、壁面装飾、リフォームのデザインまで、幅広くサービスをご提供しています。
お客様のニーズに合わせ、サービスはオールカスタマイズスタイル。
お悩みやご希望に寄り添い、最適なご提案をさせていただきます。

ホームページ: https://www.hanadesignsg.com/
お問い合わせ: hanadesignsg@gmail.com

 

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