【クラフトビール解体新書 vol.14】お久しぶりです!たまっていた新店舗を一気に紹介! 

【2024年2月アップデート版】

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

前回の投稿からなんと5カ月以上もあいてしまいました。本当にご無沙汰になってしまっていて、申し訳ありません!

サーキットブレーカー中はお店もすべて閉まっていたので、取材をすることが出来ず、またお店が開いてからは個人的にバタバタとしてしまいまして、いつの間にかこんなに時間がたっていました。

コロナという突風が世間を吹き抜け、この数カ月ですっかり違う世界のようになってしまいましたが、人間というものの強さは底知れません。克服したとはいえないまでも、この状況を受け入れそれなりに対応し始めていますね。

こんな大変な時期にありながら、サーキットブレーカーの前後でも、いくつものクラフトビール店が新規オープンしました。人間も、ビールも、本当にたくましいですね!

ずーっと紹介できないまま、ネタがたまってきてしまいましたので、今回は久々の再会ということで、件数多めに紹介していきます!

<広瀬礼仁>
シンガポールのクラフトビール専門店「SG TAPS」店長兼ウエイター。
当地シンガポールにて、クラフトビール業界に5年程関わったのち、2018年4月に独立。ビールを始め、日本酒、ワイン、ウイスキーなど、アルコール文化に対する愛は誰よりも広く深いと自負している。

[Hop Station]【閉店】

18 Cross Street, #01-108 Cross Street Exchange, Singapore048423

今年初めごろにチャイナタウン駅すぐ近くにオープンした、カジュアルなクラフトビールバーです。

オフィス街とチャイナタウン駅のどちらからも近く、申し分のないロケーションに居を構えていて、ショッピング客とビジネスマンの幅広い層に支持されています。

比較的万人にうけそうなスタンダードなクラフトビールを8種類、ドラフトで揃えていて、街中を歩きながら気軽にふらっと入れる感じです。

フードも、フィッシュアンドチップスやポークリブやパスタ類など、数は多くないながらも十分なバラエティーを取り揃えていて、クラフトビールと一緒に楽しめます。

ボトルビールも多くの種類を用意しており、壁にドーンと埋め込まれた冷蔵庫にズラッとボトルビールが並んでいるのは壮観です。

ドラフトとボトルを合わせると、かなりの種類のビールが楽しめますので、仕事帰りに足しげく通っても飽きなそうです。何よりちょっとしたタイミングでサクッと飲めそうな感じが、タウンユースとしてはとても優れていると思います。

  • 価格:普通
  • クオリティー:まあまあ
  • 雰囲気:オフィス街の洒落たビール屋
  • トイレ:とてもきれい
  • アクセス:チャイナタウン駅よりすぐ
  • 一口ポイント:タウンユースの小回りがきく店

[Hop Station]【閉店】

2 Havelock Rd, #01-10 Havelock II, Singapore 059763

こちらもチャイナタウンの駅近くに、サーキットブレーカー中にオープンしたお店です。

お昼はローカルコーヒーと軽い点心、夜はクラフトビールとちょっとしたおつまみという、最近はやりの二毛作スタイルの経営です。

大通りに面した小さな店で、バス停のすぐ前でもあり、場所はとてもわかりやすいです。

道沿いにも小さなテーブルがあり、ちょっと一杯飲みたいなというときに、気軽にさっと入れる魅力があります。

ドラフトビールは6種類あり、どれもマニアックになりすぎず万人に好まれるスタイルの、スタンダードなクラフトビールです。主にシンガポール、イギリス、スコットランドのビールで、価格はすべて12ドルネットとお得です。

最近のクラフトビールバーはドラフトが20種類以上もあったりするところが多く、余程のクラフトビール好きでないと身構えてしまうようなお店もありますが、こちらはシンプルでツボを押さえたバラエティーなので、クラフトビール初心者の方にも親切だと思います。

少し通好みのクラフトビールを飲みたい方には、ボトルと缶のバラエティーが40種類ほどありますので、こちらを選んでみてはいかがでしょうか?

おつまみは枝豆やチキンナゲットのようなものだけですので、お腹が減っている方はお食事を済ませてからがよいと思います。

ちょっと洒落た街角のコーヒーショップのような内装で、チャイナタウン付近でちょっと時間が空いた時に、クラフトビールでも飲みたいな、というときには重宝するお店です。

夜はコーヒーはストップしているのですが、将来的には夜も両方提供してもらえると客層に広がりが出て、使い勝手も広がり良いかと思います。

  • 価格:リーズナブル
  • クオリティー:良い
  • 雰囲気:おしゃれなコーヒーショップ
  • トイレ:モールのトイレなので少し遠い
  • アクセス:チャイナタウンの駅から徒歩5分
  • 一口ポイント:気軽に使える

[The Good Beer Company]【この店舗は閉店】

46 Kim Yam Rd, #01-06/07 The Herencia, Singapore 239351

ケントリッジ駅目の前のサイエンスパークの、ウエスト方面には貴重なクラフトビールバー「ザ・グッドビアカンパニー」の2店舗目です。サマセットの老舗クラフトビール店「地ビール」の姉妹店でもあります。

和食が多く集まるロバートソンキーから少し入ったところにある、ヘレンシアという、昔の学校の校舎を利用した建物の中にあります。そのせいか、どことなくレトロで趣のある外観です。

ドラフトビールが10種類。自社輸入のイギリス・スコットランド系のクラフトビールが主になります。

自社の輸入だけあって、パイント13ドルネット程とお得な価格です。ハッピーアワーは10ドルネットですので、かなりお値打ちと言えるでしょう。シンガポールのクラフトビールブーム初期からの歴史を持つ会社ですので、クオリティー管理も申し分ありません。

1店舗目のコンセプトを踏襲し、ボトル・缶ビールの品ぞろえもなかなかで、一般受けするものからクラフトビールマニア向けのものまで、60種類以上のバラエティーが楽しめます。こちらも自社輸入のものが多いため、やはりお得な価格で提供されています。

1店舗目は本格的なピザも売りの一つとしており、こちらの2店舗目でも近々始める予定だそうですが、現在のところはまだフードの提供はありません。

ただ、同じ室内がクラフトビール・パティスリー・ペラナカン料理と別々の店に分かれており、他の店舗からの料理をオーダーして食べることができます。

特にケーキ屋さんは有名なパティシエのお店のようで、ここのケーキを目当てのお客さんで混みあっています。

住宅街の中に忽然と現れる不思議な空間のクラフトビール屋さんです。

MRTやバス停からはやや離れますが、色々な種類のビールをリーズナブルに楽しめますし、ロバートソンウォーク辺りに住んでいる方にはアクセスが良いと思いますので、ぜひ一度行ってみてください。

  • 価格:安い
  • クオリティー:良い
  • 雰囲気:気軽に楽しめるシンプルな店内
  • トイレ:きれい
  • アクセス:MRT、バス停共に少し遠い
  • 一口ポイント:リーズナブルで使い勝手の良い店

[Kingdom of Belgians – KOB]

8 Rodyk St, #01-05/06, Singapore 238216

シンガポールとベルギービールは相性が良くないのか、かつては何軒もあったベルギービール&ベルギー料理専門店は、残念なことに全てクローズしてしまいました。専門店以外でも、ステラアルトワやヒューガルデンなどのメジャーなビールを除いては、ベルギービール自体がシンガポールからじわじわと縮小していきました。

シンガポールのベルギービールマーケットにも、ベルギービールファンにとっても、受難の時が続いていたこの数年。ようやく待望のベルギービール専門店が、思いもかけず突然現れました。

セゾンやフランダースレッドエールなど、珍しい銘柄を含むベルギービールを8種類ドラフトで飲むことができますが、一番売れているのは「ベルギースタイル」のアメリカビール、ブルームーンの様です。確かにこのビールは日本でも女性を中心に大人気ですし、シンガポールでも人気が出始めています。オレンジとの相性が抜群で、こちらのお店でもスライスオレンジと共に提供しています。

1パイントは14~16ドルですが、毎日19時まではハッピーアワーで1for1ですので、早い時間帯はとてもお得です。

個人的に嬉しいのは先に上げたフランダースレッドエールの「Duchess de Burgogne」がドラフトで飲めることです。このビールはサワーエールの一種ですが、長期の樽熟成を施しており、その名の通り濃い赤色をしていて、まるでワインのような複雑な酸味と果実味があり、とてもビールとは思えません。どうしたら麦がこんな味になるのでしょうか。ベルギービールの奥深さを知るためにもぜひ飲んでいただきたい一杯です。

お食事は、スタンダードなバーフード、ヨーロピアンフードを織り交ぜながら、ベルギー料理もしっかりと用意されており、ビーフタルタルをトーストにのせたものや、定番のムール貝など、ベルギービールに合わせたいメニューが並びます。なんとミシュランのスターシェフが作っているらしく、確かに料理の味は抜群です。

ロバートソンキーの川沿い、日本人にはおなじみ丸佐屋さんのすぐ横ですので、ロケーションも申し分ありません。

シンガポールに絶えて久しかったベルギービール専門店の復活を祝いましょう!

  • 価格:ミシュランシェフと考えるとリーズナブル
  • クオリティー:とても良い
  • 雰囲気:川沿いの開放的な雰囲気
  • トイレ:きれい(レジで鍵を借りないといけない)
  • アクセス:MRTフォートカニング駅から10分ほど
  • 一口ポイント:待望のベルギービール専門店

[Heart of Darkness Singapore]

1 Keong Saik Rd., Singapore 089109

トラスストリートに在ったベトナムのクラフトビール「ハート・オブ・ダークネス」の直営店が、近くのケオン・セイク・ロードに移転し、装い新たに再オープンしました。

移転後の店内は以前に比べてグッと“ダーク”な感じが増し、ちょいワルな感じに仕上がっています。

「ハート・オブ・ダークネス」の店舗は以前も紹介しましたが、ホーチミンをベースとするベトナムのクラフトビールブリュワリーで、ホーチミンをワールドワイドなクラフトビール都市に押し上げたブリュワリーの一つです。

日本や欧米諸国にもファンが多く、グローバルに名声を轟かせています。

アジアの食材やスパイス・ハーブを使用した、ユニークで挑戦的なビールを数多くリリースしていて、シンガポールの店舗ではそのほとんどをベトナムから直輸入しています。

シンガポールのローカルブリュワリーとのコラボレーションにも積極的で、現地の若いブリュワリーとのコラボで、とても面白いビールを作ったりもしています。

30種類のドラフトビールが予定されていますが、コロナの影響で輸入がままならないのか、8月中旬の時点では10数種類ほどしかありませんでした。カウンターにずらっとならんだビアサーバーの取っ手は圧巻ですので、期待が高まります。ぜひとも早いところ全部揃えてほしいものです。

1パイントは16ドルから20ドル程と、少し値が張る価格設定です。

オープンキッチンコンセプトは以前と変わらず、料理にも力を入れていることが見て取れます。

モダンな創作料理やベトナム料理など幅広いバラエティーがありますので、数々のユニークなビールとのペアリングも楽しいかも知れません。

今をときめくおしゃれバー通りケオン・セイクに移転したことによって、他のお店と合わせて行きやすくなりました。同じ通りに香港のクラフトビール「ヤングマスター」の直営店「ザ・ギルド」もありますので、ビールのアジア小旅行のような気分にもなれます。

  • 価格:やや高い
  • クオリティー:とても良い
  • 雰囲気:おしゃれなバー的な空間
  • トイレ:きれい
  • アクセス:アウトラムパーク駅から5分ほど
  • 一口ポイント:世界的に有名なホーチミンのブリュワリー

[SingaBrew]【閉店】

こちらも同じケオン・セイクについ先月オープンしたばかりの新しいお店です。

「シンガブリュー」という名前の通り、シンガポールのクラフトビール専門店です。

ホテルの1階の隙間のようなスペースにねじ込むように作られており、そこがさらに鏡張りになっているので、まるでアリスの国に迷い込んだような気持ちになります。

店内はシンガポールのビール一色。3種類のドラフトも約20種類のボトルもすべてシンガポール製クラフトビール。相当なこだわりが感じられます。

ドラフトは「Thirsty Asia」や「Civilization」といった、他ではあまり目にすることのない、シンガポールの新しいブリュワリーのものを提供しています。

1パイント12ドルネット程です。

店内が狭いため屋内席は限られてしまいますが、通りに面した心地よいテラス席もありますので、気軽にローカルビールを楽しむことができると思います。

おつまみはスナックセットのようなものがあるとの事でしたが、今回行った時には店員さんがまだ入ったばかりの方だったので、詳細は不明です。

  • 価格:リーズナブル
  • クオリティー:まあまあ
  • 雰囲気:ものすごく親密になれる店内
  • トイレ:不明
  • アクセス:チャイナタウン、アウトラムパーク駅より8分くらい
  • 一口ポイント:珍しいシンガポールのクラフトビール専門店

[Hops n Malt]【閉店】

16 Kim Tian Rd, Singapore 169251

様々なカフェが並ぶ、いわば代官山的おしゃれエリアのチョンバルですが、クラフトビールのお店は意外と見かけません。

この「Hops n Malt」はそのチョンバルエリアで貴重なクラフトビール店として長らく営業を続けてきた「Lee Taifu 李大福」が名前とコンセプトを変えて再オープンしたお店です。

以前の「Lee Taifu」では、店頭のショーケースにずらっとボトルビールのディスプレイが並び、クラフトビールのボトルショップであることが大きくアピールされ、実際に当時としては珍しいクラフトビールを相当数扱っていました。

また料理はローカルフードを中心としたバーフードで、1960年代風のインテリアと相まって、レトロなシンガポールの雰囲気を醸し出していたお店でした。

コンセプトチェンジ後は比較的メジャーなクラフトビールを揃え、より一般的な客層を取り入れられるような雰囲気になりました。

ビールは1パイント16ドル程で、ステラアルトワ、リトルクリーチャーズ、ホフブロイなどのメジャービールが6種類、ドラフトで提供されます。

フードも大幅に刷新し、ローカルフードもありながら、バースナック、ピザ、パスタ、ステーキやポークリブなどのメインディッシュ、なんと焼き鳥数種まで揃えた、堂々たる品ぞろえになりました。

店内も、以前のレトロな印象を部分的に残しつつ、正面をドーンとオープンエアにして、とても開放的な雰囲気になりました。

そのためか、以前にもまして多くの欧米系のお客さんで連日にぎわっています。

駅上のショッピングモールにスシローがオープンしたり、昔からの住宅街の中に身を寄せ合うように小さなカフェや雑貨屋があったり、歴史あるローカルフードの有名店が点在していたりと、新旧取り混ぜて、いつも静かに熱い街、チョンバル。 心地よいテラス席で休日の一杯、いかがでしょうか。

  • 価格:普通
  • クオリティー:良い
  • 雰囲気:開放的で、古びた感じが心地よい
  • トイレ:きれい
  • アクセス:チョンバル駅すぐ
  • 一口ポイント:実は2001年からの歴史があるらしい

[MALT Craft Beer Bar]

302 Beach Rd, #01-07 Concourse Skyline, Singapore 199600

クラフトビールの新店舗はまだ続々とオープンしていますが、さすがに島内にこれだけ出そろっただけあって、皆さん他店とかぶらない、かつ集客も安定している、絶妙なエリアを選んで出店されていますね。

こちらのお店はビーチロード沿いのコンコースというビルの路面に、サーキットブレーカー少し前に開店しました。

現在シンガポールではやっているクラフトビール店のスタイルにのっとって、店内はシンプルかつモダンで清潔感があり、気軽な感じで立ち寄れる雰囲気です。

ドラフトビールは10種類。13~16ドルネットで、万人受けするスタンダードなクラフトビールをメインに、少し通好みなサワーエールや樽貯蔵系などを1,2種類織り交ぜている感じです。

ローカルビールも積極的に加え、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、スコットランド、イギリス、ベトナムと、小さな店内ながら最大限のバラエティーを揃えています。

さらに20種類ほどのボトル・缶ビールも揃えています。アメリカ、ニュージーランド、ベルギーなどから、より通好みのチョイスができるようなラインナップとなっています。

キッチンはありませんので、こちらのお店のフードメニューはありませんが、隣のお店のピザや、近くの点心などを買って持ち込むことができるようです。ただ、それもラストオーダーはかなり早いようですので、9時以降のお食事はあきらめたほうがよさそうです。

店内が狭いので屋内の席数は限られますが、外通路に張り出したテラス席はそこそこの数があり、風が気持ちよく吹き抜ける屋外で、散歩やジョギングの途中でも気軽に一休みできるお店です。

  • 価格:普通
  • クオリティー:まあまあ
  • 雰囲気:こざっぱりとして小さなお店
  • トイレ:きれい
  • アクセス:バス停は近い。MRTからは少し遠い
  • 一口ポイント:今どきのクラフトビールバー

[Beerfest Brewery and Restaurant Singapore]店名変更 → Picotin Brewhaus – Rochester

39 Rochester Dr, Singapore 138641

のどかな雰囲気が心地よいロチェスターで数年店を構える自家醸造のクラフトビールレストランが、サーキットブレーカー前にすぐ近くに移転して、メニューを新たにリニューアルオープンしました。

ピルスナー、ウィート、IPA、アンバー、スタウト、緑のビールなど、個性豊かな自家醸造のドラフトビールを8種類提供しています。以前の店舗の時は、生産が追い付かず品切れが多々ありましたが、移転してからは自分の知る限り常にフルラインナップでそろっています。 ビールのクオリティーも圧倒的に良くなり、いつでも安定した味で楽しめるようになりました。

まず驚きなのが価格で、平日に関しては、12時から15時までパイント3ドル、15時から16時までは4ドル、16時から17時までが5ドル、その後は10ドルですが、時にそれすら1 for 1のプロモになっており、一体定価がいくらなのか不明です。そもそも定価をチャージするのがいつなのかも謎です。

土・日・祝日はこのプロモはありませんが、それでも十分お得なハッピーアワーをやっており、開放的な雰囲気を味わうためにも、少々暑いかも知れませんが、日の沈まぬうちに入店するのがお薦めです。価格を気にせずゴクゴク飲み干せます。

オーナーがロシア人のようで、以前の店舗の時から時々ロシア料理イベントをやったりしていましたが、移転後は正式にメニューにロシア料理を組み込み、さらにバラエティーも増えました。

ボルシチやシャシュリク(串焼き)、ペリメニ(ロシア風餃子)といった代表的なロシア料理だけでなく、ジョージアやウクライナの料理までもバラエティーに加え、シンガポールでは非常に珍しい、総合スラブ系料理とクラフトビールのお店、となっております。もちろんロシア料理は一部で、パスタやピザや肉料理など、ヨーロピアンなお食事を総合的に揃えておりますので、お子様連れでも楽しめます。

もう一つおすすめは、ビールの元祖とも言われる、黒パンを自然発酵させたロシア伝統のノンアルコールドリンク「クヴァス」です。モルトの甘味と発酵の酸味が心地よく、ヘルシードリンクでもありますので、締めに一杯良いかもしれません。

個人的にロシア文化好きなので推しが強くなってしまいましたが、ビールの価格も珍しい料理も、ぜひお試しいただきたいので、一度は訪れてみて欲しいお店です。

  • 価格:ビールは激安
  • クオリティー:良い
  • 雰囲気:開放的で明るい雰囲気
  • トイレ:少し遠い
  • アクセス:ボナビスタ駅より5分
  • 一口ポイント:シンガポールでは希少なロシア料理

いかがでしたでしょうか?

この数か月、世界中がコロナに翻弄されました。今でも我々はまだその渦中にいると言っても過言ではありません。

しかし嬉しいことに、クラフトビールの業界はそんな中でもその歩を緩めずに、少しずつでも前進し続けておりました。

あらゆる可能性を模索し、あらゆるアイデアを駆使し、コロナ禍の混乱で世界が暗幕で閉ざされてしまったように見えても、クラフトビールと言う灯をともして、笑顔と喜びを絶やさぬように頑張り続けてくれていました。

そして今、少しづつまた、お店でテーブルを囲みながら仲間たちとビールを楽しめるようになってきまています。

すっかり元通りというにはまだ遠いですが、まずは今の状況に最上の感謝をささげつつ、未だお店を再開することが叶わない、バー業界を始めとする様々な職種の方々のためにも、できる限り早期のフェイズ3への移行をお祈りしています。

さて、兎にも角にも、今宵もビールが飲めるのはありがたき事。ひとまず一杯やりましょう!

シンガポールのおすすめクラフトビール

過去のクラフトビールコラムはこちら⇩
https://byst.sg/category/blog/food-drink/craft-beer/

SG TAPS
島内唯一シンガポールのクラフトビールが10種類、生で飲めるシンガポールビール専門店。 ボトルビールでは更に、日本、香港、ベトナム、台湾、インドなどのクラフトビールを揃え、アジアのクラフトビール文化を底上げしていきたいと考えている。 ラクサピザ、奄美鶏飯風チキンライスなど、ローカル、和洋食を絶妙に組み合わせたユニークなフードも人気。
https://www.facebook.com/SGTAPS13/

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