貴女と家族のための『心の救急箱』
バッチ・フラワーレメディの使い方
~本日のお悩み: 顔も見たくない
チャイナタウンは今年の干支「ねずみ」のオブジェで飾られ、近所のスーパーでも家庭用の旧正月用の真っ赤な飾り付け売られています。中華系のシンガポーリアンにとって年の最大行事です。
シンガポールは、いろんな民族・宗教と尊重しています。昨年後半から続いている各宗教の「正月」やクリスマスを経て、チャイニーズ・ニューイヤーで一通り終わり。これが終わったら、ようやく街が落ち着いた感じになる、はず(笑)。
さて、今日のお客様は、かなりご立腹なようです。
テーマ: 顔も見たくない
【クライアントW子さん】
シンガポール歴20年、40代後半。専業主婦で、ご主人はオーストラリア人。15歳のお嬢さんがいる。
「あの、ちょっと聞いていただきたいのですが。
実は主人のことなのですが、もう我慢がならないんです。自分勝手で、私や娘のことなんて何も考えていないんです。もう無理。」
うーむ。それは大変です。もう少しご主人の様子を伺ってみましょう。
「昔からリーダーシップがあるタイプで、行動力もあって、自分がいつも正しくて。私が意見を言うと、頭ごなしに論破され否定され。最初は頑張って色々思うところを言っていたのですが、毎回激しく反論されると、言う気も起きなくなってきて。
やはり1番の対立は、子育てなんです。女の子だし、日本の文化も知ってほしいし、情緒豊かに育ってほしいと思い、私としてはバレエやピアノや日本語の補習を続けてもらいたいと思っていたのですが、主人はIBの準備があるので、全て辞めろと言って聞きません。娘は、ダディが怖いから基本的に言うことは聞くのですが、今回ばかりは本当に悩んでいて・・・
もちろん、常にこんなに高圧的ではなかったです。休日や休暇は楽しいことを計画してくれました。アウトドアでキャンプしたり、マリンスポーツしたり。楽しそうに計画してますが、そこには私の意見は入らないんです。
色々言うの、面倒臭くて諦めてしまっています。それよりも、主人が機嫌が良かったら、家庭が丸く収まるので。でも最近は、なんかもう、顔も見たくないんです。
先日のこと、主人がほんの些細なことで激昂したんです。トイレットペーパーが切れてただけですよ?もう、私も堪忍袋の緒が切れました。もう無理。なんで私がこんな目に合わなければいけないの?もうだめ。元には戻れない。もう顔も見たくないし、同じ空気も吸いたくない。
私どうしたらわからないのですが、こんな状況、フラワーレメディでなんとかなりますか?」
<今日のレメディ>:
結婚生活20年、おそらくだいぶ我慢されたことでしょう。でも人の我慢にも限界があります。これは熟年離婚に多いパターンです。
実はご主人にも必要なレメディがあります。全てをコントロールしたい独裁者の方にはヴァイン(第13回)、そして人の意見に聞く耳を持たないビーチ(第16回)などは、彼の態度を少しは柔軟にしてくれるでしょう。
奥様の方も、いくつか必要なレメディがあります。例えば、家族円満のために自分の意見を言わない人のためのセントーリー(第23回)、もう夫婦関係の修復を諦めてしまっている場合はゴース(第14回)、そしてこんな状況にいる自分に憤りを感じるのであれば、ウィロー(未出)も必要でしょう。
それ以上に、今の奥様の状況と感情に必要なレメディ、あります。
イメージ画像 ©︎Healingherbs Ltd.
「ホリー(Holly)」
和名「セイヨウヒイラギ」。クリスマスシーズンによく見られる、いわゆる「ヒイラギ」です。冬になると小さな赤い身をつけます。葉は固くギザギザとした棘があり、まるで相手を攻撃するようにも人を寄せ付けないようにも見えます。5、6月ごろに小さな香りの良い花を咲かせる、その雄花と雌花のついた小枝を煮沸法でエネルギーを抽出し、フラワーレメディを作ります。
このレメディは、「顔も見たくない」といった嫌悪感だけでなく、嫉妬、猜疑心、憎しみ、敵愾心などの、非常に攻撃的な強い感情に効果を表します。いわゆる「キレてる」状態です。
自分のネガティブな強い感情が渦巻いて、ご主人の考えや行動は一切受け付けません。こんな状態が長く続くと、終いには身体にも影響が出てき兼ねません。
このホリーのレメディを取ると、その最大限にネガティブだった状態が、その最大限を脱し、少し穏やかになります。少し穏やかになると、若干の心の余裕も出てくるため、相手が何故そのような態度に出るのか、そして相手の高圧的な態度に対してある程度の寛容さがもたらされます。そして、「ホリー(神聖さ)」の名のごとく、徐々に自分の気持ちが解放されて、人に対する許しを感じるかもしれません。
このカップルのケースは、奥様だけでなく、ご主人にもレメディを飲んでいただきたいです。それぞれに必要なレメディ数種類を調合したレメディボトルを作り、1回4滴、1日4回、飲み物に入れて飲んでみましょう。そして二週間ほど様子をみてください。奥様とご主人の双方の心の波動が、きっと良いように変化することでしょう。そして、まだまだ結婚生活長いですし、愛ある幸せな家庭を、もう一度二人で考え直し、再構築していっていただきたいですね。
フラワーレメディは自然の花のエネルギーを転写したものですので、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。
今までのレメディとキーワード:
- ウォルナット(第1回): 環境の変化に対応する
- インパチェンス(第2回): 他人のスピードに対するイライラを解消する
- チェストナットバッド(第3回):同じ間違いを繰り返さない
- オリーブ(第4回): 心身共の疲れ
- ホーンビーム(第5回):先延ばしにしない
- ミムラス(第6回):不安や恐れ
- レスキューレメディ(第7回):緊急時
- ハニーサックル(第8回): 過去への執着
- チコリー(第10回):相手をコントロールしたい
- セラトー(第11回):自分の判断を疑う
- ヴァイン(第13回):相手を自分の思う通りにしたい
- ゴース(第14回):希望が持てない
- マスタード(第15回):理由のわからない鬱
- ビーチ(第16回):自分とは違う考え・行動への批判
- ヘザー(第17回):他人の話も聞く
- ホワイト・チェストナット(第18回):頭を休め
- ロック・ウォーター(第19回):完璧主義がつらい
- ロックローズ(第20回):パニック、強烈な不安
- アグリモニー(第21回):悩みを外に出さず明るく振る舞う
- レッドチェストナット(第22回):愛する人への過剰な心配
- セントーリー(第23回):Noと言えない
- クレマチス(第24回):集中できない
- アスペン(第25回):理由がわからない恐れ
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1月23日、2月6日、20日、27日(木)午前9時半〜午後1時
最小催行人数: 6名
講習料: $800 (分割可)→BYST割引あり
場所: 参加者に直接ご連絡します。
詳しくは↓
http://lavitasingapore.com/news/news-1666/
お申込み・お問合せは、lavitasingaore@gmail.com まで
*このレメディは、他にもいろんなケースに使えます。また、個別の状況によって、他のレメディ(38種類の中から7種類まで)も合わせて取っていただく必要があるかもしれません。選び方・組み合わせは、入門講座で詳しくお伝えします。
*レメディの飲み方や詳しい情報は、是非ホームページ(lavitasingapore.com)をご覧ください。
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