私とフレンチな日々~C’est excellent~vol.1

私とフレンチな日々~C’est excellent~vol.1 フランスの国民食 ステーク・フリットを『Les Bouchons Restaurants』で味わう

フレンチと言えば、おしゃれで繊細な料理ばかりではありません。
お肉が大好きなフランス人の国民食と言えば『ステーク・フリット』
フランス版「ごはんとお味噌汁」といったところでしょうか。

学食や社員食堂でも人気があり、庶民的なビストロなら絶対にある定番のメニュー。 

そんな『ステーク・フリット』を求めて今回訪れたのはロバートソンキーの川沿いにお店を構えるLes Bouchons Restaurants。

元々は2人のフランス人シェフにより2002年アンシャン・ヒルにオープン。2006年にロバートソンキーに2店舗目が誕生し、2016年に現在の場所に移転したそうです。 あぶりやの隣と言えばピンと来る人も多いのではないでしょうか。

店内はとてもアットホームな雰囲気のビストロ。

外席は風通しもよく、目の前には子供向けの小さなプレイグランドがあるので、子供連れでも安心してゆっくりと過ごせそう。

この大きな牛の看板が目印。

場所柄、平日とランチは空いているということもあり6組ほど。
皆さんお休みなのかお昼からゆっくりとワインを片手にステーキを堪能しています。

私たちも席に着くなり、お目当てのステーク・フリットとおすすめされた前菜を注文。 メニューは下の1枚のみ。 

まずはSoupe a l’oignon(フレンチオニオンスープ)  $14

蓋を開けるとチーズとニンニクの香りがふわぁ~とっテーブルに広がります。

こしょうとにんにくがしっかり効いた濃いめのお味。 
チーズが濃厚🧀で幸せ。

3~4人でシェアできるほどのサイズ感。

一緒に提供されたパンはハードパン。
フランスのバターElle and Villeと一緒に頂きます。

続いてはBurgundy Escargot with Garlic Butter(エスカルゴ)  $20

使っている素材の80%はフランスから取り寄せているそうで、殻付きエスカルゴはシンガポールだと手に入らないとか。 
『エスカルゴが殻に入ってサーブされているお店は調理してから殻に詰め直しているんだよ』とスタッフさんに教えてもらい、ちょっと驚く。本当かな!?

少し臭みがあるので、好き嫌いははっきり分かれるところ。

パンをこの濃厚なソースにディップして食べるととても美味!

3品目はTartare de bœuf (牛肉のタルタルステーキ)$37

美しく盛り付けられて出てきました。
真上からみると手のひらをイメージしているのでしょうか。

お肉の臭みはなく、お肉そのものの甘みを生かすために少しのシーズニングでシンプルなお味。

先ほどのエスカルゴの味が強かったせいか、個人的にはもう少し味付けにパンチがあってもいいかも。 

10月にメニューに復活したばかりで、生肉好きにはたまらない一品です。

さぁいよいよお待ちかねの『ステーク・フリット』の登場です。

お肉の種類はサーロイン($40)・リブアイ($43)・プライムリブ(1kg for 2pax $59 /人)の3つから選べます。

今回は1番人気のリブアイをオーダー。

迫力満点の300g

全てのメインコースはMIXサラダとフレンチフライ(お代り自由)が付いています。

お肉とフレンチフライは一緒に運ばれてくる4種のディップをお好みで付けて食べるのが基本。

  • ホールグレインマスタード
  • フレンチディジョンマスタード
  • バーニャソース(自家製)
  • マヨネーズ(自家製)

お肉を頂く前に、まずはこのお店を語るのに忘れてはいけない付け合わせのフレンチフライ。

全て自家製でお店でじゃがいもから毎日作っているという自信作。
植物オイルを使っていて、芋の本来の味を楽しめます。
これを目当てに来る常連も多いそうです。

あ~このポテト本当に美味しい💛 食べ始めると止まりません。

お代り自由なので、好きなだけ追加できるのですが、最初の量がすでにかなり多いです・・・

見てください、このお肉! 

お肉はとても柔らかく、口の中に広がる肉の旨み。 脂もとてもおいしい。

あ~肉には赤ワイン!っとぼやいていたら『リブアイに合うのはこれ』とオススメのハウスワインを持ってきてくれました。

Côtes du Rhône Villages Sablet $16

濃厚な味わいのフルボディ。口に含むとふくよかでリッチな味わいが広がります。

良質な肉とのマリアージュを堪能。

もう一つのメインは店員さんがおすすめのBrochette of marinated lamb(シシカバブ)$40

シンガポールに来て食べる機会が増えたラム。

香草などでマリネされ、香り豊か。

特有の臭みもなく、凄く柔らかくてジューシー。
中心部分は焼き加減が抜群で、とても柔らかかったのですが、串の先と下のお肉が焼きすぎか少し硬かったのが残念。

ソーセージも少し固めで辛いので、私の好みではなかったです。

このお店では私はラム肉しか食べない!という方以外はビーフステーキ一本でいくことをおすすめします。

火曜から木曜日はLa Grand Partageというステーキの盛り合わせ1kg for 2 person $57/人というメニューもあり。 

かなりの量を頂きましたが、デザートを忘れるわけにはいきません。

Chocolate Brownie “Fait Maison” Vanilla Ice Cream $10

Creme Brulee “Fait Maison” $12

直径16cm、手のひらほどの大きさ。

小さなサイズのブリュレを提供するお店が多くなて来ているけれども、ビストロでサーブされるこのタイプがやっぱり私は好き。

オレンジの風味がさっぱりと本日の食事を締めてくれました。

サンデーブランチも人気で、12月の日曜日に限り$98/人でフリーフローブランチをやっているようです。
下記のメニュー(※Cote De Bouef以外)がオーダーし放題+シャンパンとワイン飲み放題。

肉好き女子にはもちろん、デートにもファミリーでも川沿いでゆっくりとお肉とワインを堪能できるフレンチビストロ『Les Bouchons Rive Gauche』、是非あなたのお出かけリストに加えてみてはいかがでしょう。

Les Bouchons Rive Gauche

住所:60 Robertson Quay, #01-02, Singapore 238252
ウェブサイト:https://www.lesbouchons.sg/
営業時間:火~木 12pm–2pm 7pm–10pm、金 12pm–2pm 6pm–10:30pm、土 6pm–10:30pm、日 11:30am–8:30pm、月休

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