シンガポールのイタリアンを巡る旅 vol.1 ~Al Forno East Coast~

シンガポールのイタリアンを巡る旅 vol.1
~約25年に渡り愛され続ける老舗イタリアンAl Forno East Coast~

このシリーズではシンガポール国内にある人気イタリア料理レストランを食べ歩き、紹介していきます。

記念すべき1回目はイーストコーストで約25年に渡り愛され続けている老舗イタリアン

『Al Forno (East Coast)』

カトンエリアからEast Coast Roadをさらに東へ車で5分ほどいったTelok Kurau Roadとの交差点付近の閑静な住宅街のショップハウスの一階に佇むリストランテ。

このエリアは一軒家や低層コンドが多く、とにかく空が広くて開放的。有名インターやプレスクールがあったり、ペットフレンドリーなエリアとしても知られ、ヨーロピアンも多く住むエリア。

Al fornoは1995年の創業以来ずっとこの場所にお店を構えており、常連の中には3世代にわたって通い続けるファミリーもいるとか。

店内はアットホームな雰囲気でスタッフやお客さんとの写真が沢山飾られています。

訪れたのは火曜日のランチタイム。平日のお昼にもかかわらず家族連れや近くのオフィスから来たであろうビジネスマンまで幅広く、最終的には20テーブルの半分ほどは埋まっていました。

場所と時間を考えるとかなり入っているほうではないでしょうか。

メニューはアペタイザー、パスタからピザ、メインまで幅広く用意しており、どのようなオケージョンにも合いそう。

お店のおすすめメニューをオーナーシェフのAlessandroさんにお任せして注文することにしました。

Alessandroさんは創業時から『多くの人に愛され、いつ来ても変わらないおいしいイタリア料理を提供する』をモットーに、メインシェフもピザシェフもイタリア人が本場の味を提供しているそうです。

私が思い描くイタリア人そのままに、気さくでとても陽気な方。

そんなAlessandroがまず初めにおすすめしてくれた前菜が

Burrata & Pomodoro $28

メインの素材は全てイタリアから直輸入というこだわり。

見た目では伝わり切らないかもしれませんが、このブラータチーズのクリーミーさ。口の中でとろ~りとけ、あっという間に消えてしまいます。
今まで食べたブラータよりもさらに濃厚な味わい。

イタリア産チェリートマトもとても甘く、チーズとの相性抜群です。

『これも人気だよ』と前菜と一緒に出された自家製パン。

表面がカリッと焼かれていて、中はもちもち。風味もとてもいい。

続いて出てきたのは

Calamari Fritti $22

カラマリは多くのお店でシグネチャーとされることが多いですが、衣が分厚かったりイカが固かったり、イカを感じなかったりと残念な場合が多い中、こちらは衣も薄く、かつ衣がサクサク香ばしいのに軽い食感で、いかの弾力もしっかりしていておすすめ◎
(ただし、量がかなり多いので2名だと多すぎるかも、4名以上のグループにおすすめ)

続いてはパスタ。この店のシグネチャーだという

Spaghetti Cartoccio $63

アルミに包まれた状態で運ばれてきて、目の前で丁寧に開いていて提供されるこの料理。

魚介たっぷりのトマトソーススパゲッティ。
アルミを開くとテーブル全体がシーフードの香りで包まれます。

以前は紙で包んでいたようですが、調理に時間がかかるため現在は料理をしたあとにアルミに包んで提供しているとのこと。

海老、イカ、ムール貝など魚介類が沢山はいっていて、$63と値段ははりますが、ボリュームが凄いので4人でシェアするとちょうどいいかもしれません。

二人分お皿に取り分けてもあと6皿は取り分けれるくらい残ってます。

『イタリア人だと2人食べられる量だよ』とAlessandroさんは言いますが、日本人(特に女性)の場合は最低でも大人4名いることを前提で頼んだ方がいいかもしれませんね。

最後はお店自慢のピッツァ。

Pizza Con Carne $28

ピッツァ職人が注文を受けてからしっかりと生地を伸ばし、薪窯で一気に焼き上げます。

生地の中心部分はがかなり薄いのに耳の部分はふっくら。
こんなに薄く伸ばしているのに破けない職人の技術に感嘆しつつ、手に取るとチーズのとろみと、ナポリピッツアならではのみずみずしさが食欲を誘います。

トマトソースのジューシーさとカリカリのひき肉、もちもちの生地が同時に味わえる一品。 生地が薄いのでとても軽く、何枚でも食べられそう。

デザートはティラミスとパンナコッタをオーダー。

ティラミス$9

食べる前に美味しい!と確信してしまった一品。
リキュールは使用せず、マスカルポーネクリームがふわっふわ。
いくらでも食べ続けられてしまいそうなほど軽い。

リキュールの味が強く、マスカルポーネを感じないお店も多い中、日本で食べられるティラミスに近いので、絶対に日本人好み💛

パンナコッタ $9

リキュールを使いミントの風味がする一皿。
こちらは好き嫌いが分かれるところ。

チョコレートソースよりもベリーソースの方が合うかも。

今回はアラカルトメニューを堪能しましたが、実はAl Forno と言えば

サンデーブランチ

が有名。

シーフードからチーズ、ピッツァ、パスタまで30種ほどが並び、主要の数種の定番人気メニュー以外は週替わりで楽しめるブッフェとあって、いつも予約で埋まってしまうほどの人気ぶり。
毎週日曜の12時~3時まで、たっぷり3時間楽しんで$40++。フリーフロー(ビール、プロセッコ、赤白ワイン)がついても$70++とかなりお得です。

週替わりメニューはFBページからチェックできるとのこと。

イーストに住んでる方はもちろん普段使いにおすすめですが、遠くに住んでいる方でもここの”サンデーブランチ”はシンガポールにいる間に行くべきレストランTOP5には入ると思います。

ワイン・泡好きにはたまらない贅沢な時間を堪能あれ!

Al Forno (East Coast) 

住所:400 E Coast Rd, Singapore 428996
ウェブサイト:alfornoeastcoast.com.sg
営業時間:ランチ 12pm-2pm
ディナー 月~金  6:30pm – 10:00pm 土・日 5:30pm – 10:00pm

Related posts

2024年もミシュラン星獲得の『terra Tokyo Italian』で新ランチコースに舌鼓

シンガポールのイタリアンを巡る旅 vol.4 ~Luka@Cross Street Exchange~

シンガポールのイタリアンを巡る旅 vol.3 ~Caffé B~