貴女と家族のための『心の救急箱』
バッチ・フラワーレメディの使い方
~本日のお悩み:パニック状態を沈めてあげたい
そろそろF1シンガポール・グランプリのシーズンです。ご存知、シンガポールはナイトレース。シティエリアのコース周辺の照明設備や観客席設置でバタバタしているようですね。その週末は多くのアーティストのコンサートも多く、海外からの観光客も一気に増えてお祭り騒ぎ。楽しそうです。
シンガポール・グランプリのレース直前の水曜日から1週間、一般車両は通行規制がかかります。マリーナベイ周辺で勤務していた頃、通勤に非常に不便していたことを思い出しました(苦笑)。
さて、今日は趣向を変え、最近お会いしたローカルのクライアントのお話をしましょう。
テーマ:パニック状態を沈めてあげたい
金曜日の夕方、私が役員を務めるローカルのカウンセリング・センターのCEOから、フラワーレメディ一式持って夜9時にタンピネスのHDBの一室に来て欲しいとの連絡がありました。金曜の夜に、それもシンガポールの東端へ行くの?と思いましたが、きっと緊急なことがあったのだろうと思い、ひとまず向かいました。
そこで、CEOと共に、インド系の家族が待っていました。
CEOは小声で、
「この女性は、長年ご主人からDV(家庭内暴力)を受けていて、数日前、ものすごい勢いで殴られ病院に運ばれた。その後警察に行き、保護命令を出されたところ。今、この親戚の家に避難している。一応、担当のカウンセラーをつけたのだけど、相当ショックを受けているので、レメディを処方してあげて欲しい」
と言いました。そのCEOもフラワーレメディの体験者で、その効果を解ってくれています。
私はその50代の女性と20代のお嬢さんと一緒に、一室に入り、早速お話を伺いました。
*********
おどおどした目つき、しかも目も血走っていて、身体も震えているその女性は、その日のカウンセリングを終えたばかり。こう言いました。
「心が休まりません。この家に数日いるけれど、夜もろくに眠れず、1、2時間おきに目が覚めてしまい、怖くて震えています。殴られた時の脳が振動するような感覚や耳の痛みが忘れられず、もうどうしていいかわかりません。
カウンセラーは、主人が暴力を振るい出したのは何時からで、何が原因か考えろというけれど、考えたら余計思い出してパニックになります。考えても、理由なんてわかりません。
ひとまずゆっくりと寝たい、心の平穏が欲しい・・・明日、自宅に戻って必要なものを取りに行かなければならないのだけど、主人に会ってしまうかと思うと、もうそれだけで震えが止まりません。」
カウンセラーが更に彼女を傷つけていることを知り、残念に思います。
こういった強い恐怖心やパニックを起こしている人には、まずは寄り添うことが必要です。そして気持ちが少し落ち着き、自分から話せるようになるまで待つのは、PTSD(トラウマ)のケースと一緒。
<今日のレメディ>:
彼女の気持ちを休めるため、次のレメディを選びました。
まず、色々と過去の怖い辛い暴力的出来事を考え続けてしまう頭を休めてもらうためにホワイト・チェストナット(第18回)とハニーサックル(第8回)。そしてその恐怖のトラウマを手放すためにスター・オブ・ベツレヘム(未出)とミムラス(第6回)。なんで私がこんなめに会わなければいけないのか、という憤りにはウィロー(未出)。
それに加えて、今の状況にぴったりのレメディは、
イメージ画像 ©︎Healingherbs Ltd.
「ロック・ローズ(Rock Rose)」
和名「ハンニチバナ」。
丘陵地帯や高原に見られる低木で、初夏から早秋にかけて、5枚の薄い花びらを持つ黄色い花を咲かせます。萎れやすいデリケートな花のエネルギーを太陽法により抽出します。
このレメディは、「極度の恐怖・パニック」状態の方に効きます。
ご主人からの暴力から命からがら逃げてきて、そして今でもその暴力を思い出すと身体が震え、夜もゆっくり休まることのないという状況。まさに、彼女に必要なレメディでしょう。
こういったケースだけではありません
例えば、
パニック障害の方や、
人前に出たり、職場や学校に行くのが震えるほど怖い方、
交通事故にあったり、目の前で交通事故を見てショックを受けた方、
地震や台風で被害に遭われて、怖くて気持ちが落ち着かない生活をされている方、
ほんの一例ですが、こういった方に有効です。
ロック・ローズを摂ると、非常に過敏になっている神経が少し和らぎ、その極限状態から解放され、ひとまず落ち着くことができるようになります。そして他者の暖かい気持ちを感じることができるでしょう。だんだん冷静になり、今おかれている現状をどう乗り越えるか、勇気を持って対処できるようになるかもしれません。
実はロック・ローズの状態の人は、自らカウンセリングやフラワーレメディのコンサルテーションに来るケースは稀です。なぜなら、パニックになっていて、カウンセリングに行こう、なんて思わないから。ご家族や友人のサポートが必要です。
もしお子さんがパニックになっていたら、ママがそれに気づき、是非このレメディを飲ませてあげてください。ロック・ローズは、レスキューレメディの中にも入っていますので、レスキューレメディを飲ませてもいいでしょう。
バッチフラワーレメディの特徴は、ネガティブな感情からポジティブの感情に持っていくのではなく、ネガティブな感情をニュートラル(中立)な感情に持っていき、気にならなくなる、というものです。
ですから、「毎日明るく生きています!」というよりも、1、2週間摂っていただき、「あれ?ネガティブなうつ状態が気にならなくなっている・・・」というふうに効きます。それでいいのです。
自然の花のエネルギーを転写したものですので、化学的な保存料も入っておらず、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。
今までのレメディとキーワード:
- ウォルナット(第1回): 環境の変化に対応する
- インパチェンス(第2回): 他人のスピードに対するイライラを解消する
- チェストナットバッド(第3回):同じ間違いを繰り返さない
- オリーブ(第4回): 心身共の疲れ
- ホーンビーム(第5回):先延ばしにしない
- ミムラス(第6回):不安や恐れ
- レスキューレメディ(第7回):緊急時
- ハニーサックル(第8回): 過去への執着
- チコリー(第10回):相手をコントロールしたい
- セラトー(第11回):自分の判断を疑う
- ヴァイン(第13回):相手を自分の思う通りにしたい
- ゴース(第14回):希望が持てない
- マスタード(第15回):理由のわからない鬱
- ビーチ(第16回):自分とは違う考え・行動への批判
- ヘザー(第17回):他人の話も聞く
- ホワイト・チェストナット(第18回):頭を休め
- ロック・ウォーター(第19回):完璧主義がつらい
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*このレメディは、他にもいろんなケースに使えます。また、個別の状況によって、他のレメディ(38種類の中から7種類まで)も合わせて取っていただく必要があるかもしれません。選び方・組み合わせは、入門講座で詳しくお伝えします。
*レメディの飲み方や詳しい情報は、是非ホームページ(lavitasingapore.com)をご覧ください。
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