貴女と家族のための『心の救急箱』
バッチ・フラワーレメディの使い方
~本日のお悩み:完璧な人になりたいけど・・・
シンガポールは一年中、夏。
乾季と雨季があるくらいで、だいたい気温は安定していて、摂氏30度から32度くらい。風が吹くと、心地良くも感じます。
最近のニュースによると、どうやら日本の方がはるかに暑いとか!
日中は38度超えの地域もちらほら。熱中症で倒れる方も多いとか。
今は学校の夏休みの時期。帰省される方も多いでしょう。
どうぞ、水分を良く補給し、お疲れのないように。
さて、今日は母娘、お二人のクライアントさんです。
テーマ:完璧な人になりたいけど・・・
【クライアントQ子さん(母・38歳・専業主婦)とR子ちゃん(娘・16歳)】
シンガポール歴2年。娘の病気の治療のため、 母娘で日本に渡り治療、その間半年程、学校を休学。シンガポールに戻り約半年だけれども、学校に行くのが大変ストレスになっている。母は非常に気が利き面倒見がいいタイプで、娘を心配し、あれこれと世話を焼く。
Q子さん
「娘が学校に行くのが怖いと言い出したのです。とても頑張り屋さんで勉強もたくさんし成績も非常に良く、家の手伝いや弟の面倒まで見てくれる、自慢の娘なのですが・・・病気をして学校を長い間休んで完治して帰ってきたのですが、それからどうも上手くいかなくて。朝、頭が痛くなったり、めまいがしたり、熱が出たり、と不調を訴えます。病院に行っても原因がわからず・・・」
ここでお母様に席を外してもらって、娘さんと二人でお話しすることしましょう。
R子
「・・・居場所がないんです、学校に。しばらく休んで、気がついたら授業にもついて行けなくて。お友達も、最初はウェルカムしてくれたんだけど、みんないろいろ自分のことで忙しいらしくって、なかなか輪に入って行けなくて。
前は勉強もトップクラスだったんだけど、今はもう、全然ついて行けなくて。なんか、みんなに見下されている気がして。
私、なんでも一生懸命頑張ってきたんです。パパやママも先生も期待しているし、そうすべきだと思ってました。でも今は本当に授業が辛いんです。
学校に行くべきなのは解ってます。友達たちが毎日通っているように、私も通うべきなのは解ってます。みんなのように、いや、みんな以上に勉強して、また成績上げて、いい大学に行くことを期待されているし、自分でもそうすべきだと思ってるんだけど、学校に行っても何していいかわからなくて・・・
朝が憂鬱で、気分が優れなく、つい休んでしまいます。そうするとまた勉強が遅れて、ますます学校に行きたくなくなる、その悪循環なのは自分でも解ってます。でもどうすることもできなくて・・・
やる気を出すフラワーレメディって、ありますか?」
<今日のレメディ>:
おそらく彼女にとっては、人生最初の挫折なのかもしれません。
彼女は半年前にシンガポールに戻ってきたばかり。体調と住環境や生活形態が変化して、そういった意味での居心地の悪さを感じているのなら、ウォルナット(第1回)がいいでしょう。
また、勉強するというパワーが出ない、やるべきことを先延ばしにしているようなので、ホーンビーム(第5回)もいいかもしれません。「やる気」を出すのはこのレメディです。
学校や友人関係、勉強に不安を覚えているのであれば、ミムラス(第6回)でしょう。
でもそれよりも何よりも・・・
学校に行きたい・行くべきなのだけど、行けない。成績を上げたい・上げるべきなのだけど、学校に行く気が起きない。そう言った考えをまず緩めてあげるのが一番。
そんな彼女にぴったりのレメディを1本だけ選ぶとしたら、
イメージ画像 ©︎Healingherbs Ltd.
「ロック・ウォーター(Rock Water)」
和名「岩清水」。
38種類のフラワーレメディの内、これだけが植物ではありません。イギリスの奥地にある、癒し効果のある岩清水です。
このレメディは、「完璧主義すぎる」方によく効きます。
実はこのレメディ、私の個人セッションで最も多く使われるレメディの一つです。私のクライアントは、完璧主義な方が多いようで・・・
「〜すべきだ」「〜であるべきだ」と言う方、周りにいらっしゃいませんか?このタイプの方は、自分に対して完璧を求めたり、理想が高かったりして自分を追い詰めます。上手くいっているときは問題ないのですが、自分の理想や他人が自分に求めている(と勝手に思っている)ものに自分が追いつかず、そのギャップに苦しむ方です。
そしてその自分の理想の基準が、「他人の目」である場合が多いです。
R子ちゃんは昔から頑張り屋さんで、両親や先生、そして友人たちから認められてきました。そして期待に答えてきましたが、その彼らが求める「自分像」と今の状態のギャップで苦しんでいます。
これを数滴、定期的に摂ることにより、R子ちゃんは、今の「完璧でない」状況を少しずつ許せるようになるでしょう。そして「完璧でなければならない」としばりが緩んできたら、彼女の今やるべきことを自分からできるようになるでしょう。 他人が求める自分になるのではなく、自分で自分のやりたいことを決める、そして本当の自分の理想に向かっていく勇気が湧く、そういうレメディです。
「学校に行かねばならない」から「学校に行く」へ、「良い成績を取らなければならない」から「とりあえず勉強する」へ、変化が現れてくれると嬉しいです。
バッチフラワーレメディの特徴は、ネガティブな感情からポジティブの感情に持っていくのではなく、ネガティブな感情をニュートラル(中立)な感情に持っていき、気にならなくなる、というものです。
ですから、「毎日明るく生きています!」というよりも、1、2週間摂っていただき、「あれ?ネガティブなうつ状態が気にならなくなっている・・・」というふうに効きます。それでいいのです。
自然の花のエネルギーを転写したものですので、化学的な保存料も入っておらず、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。
今までのレメディとキーワード:
- ウォルナット(第1回): 環境の変化に対応する
- インパチェンス(第2回): 他人のスピードに対するイライラを解消する
- チェストナットバッド(第3回):同じ間違いを繰り返さない
- オリーブ(第4回): 心身共の疲れ
- ホーンビーム(第5回):先延ばしにしない
- ミムラス(第6回):不安や恐れ
- レスキューレメディ(第7回):緊急時
- ハニーサックル(第8回): 過去への執着
- チコリー(第10回):相手をコントロールしたい
- セラトー(第11回):自分の判断を疑う
- ヴァイン(第13回):相手を自分の思う通りにしたい
- ゴース(第14回):希望が持てない
- マスタード(第15回):理由のわからない鬱
- ビーチ(第16回):自分とは違う考え・行動への批判
- ヘザー(第17回):他人の話も聞く
- ホワイト・チェストナット(第18回):頭を休め
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*このレメディは、他にもいろんなケースに使えます。また、個別の状況によって、他のレメディ(38種類の中から7種類まで)も合わせて取っていただく必要があるかもしれません。選び方・組み合わせは、入門講座で詳しくお伝えします。
*レメディの飲み方や詳しい情報は、是非ホームページ(lavitasingapore.com)をご覧ください。
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