おすすめグルメシリーズ【Hawker-holic vol.4】もち米を使った系料理 編

ホーカーフードの魅力にはまり200店以上を食べ歩いたYUMIの独断と偏見で選んだおすすめグルメシリーズ
【Hawker-holic vol.4】
もち米を使った系料理 編

新年快乐!チャイニーズニューイヤー、あけましておめでとうございます。

皆さんどんな旧正月をお過ごしでしょうか。日本のお正月と違い街がとても華やかで、お祭り気分でワクワクしますね。
でも個人的にこの一週間は中華系のストールがこぞってお休みに入ってしまうのでとても困ります(涙)
そんなわけで今回は私の愛する中華系メニュー、その中でも常に冷凍庫に常備するほど大好きな、もち米を使った系料理のストールの中から私のオススメ店を3つをご紹介します。

WHO AM I?
yumi :
シンガポールに来て以来、ローカルフードにはまり、ホーカー開拓を開始、現在では200店を超えるホーカーを食べ歩き、美味しいお店を発見するのが日々の楽しみグルメ女子。

おすすめ店 1.HarriAnn’s Delight

日本人にとても人気のあるチョンバルマーケット。一階の市場は日本人駐妻御用達のチキンのお店があることで有名ですが、実は二階のホーカーも名店揃い。

紹介したいお店は沢山ありますが、中でも私が偏愛しているのがこちらのお店、HarriAnn’s。メイン商品はクエと言われるシンガポール伝統のローカル菓子で、店頭には色鮮やかなクエ達が沢山並んでいます。
しかし、よく中まで覗いてみるとなにやらご飯の入った大きなお釜が!
それが私のオススメする糯米飯(ローマイファン)です。 糯米飯とはそのまま訳すともち米ご飯。同じ「糯米飯」でも店によって味も調理法もそれぞれです。

こちらのものはピーナッツが入ったシンプルな塩味のおこわ風ご飯。注文するとフライドオニオンがいるか聞かれますが、かけてもらうのがおすすめです。サイズは大小二つで、油紙?に包んでくれます

本当にシンプルな食べ物ですが、これが美味しいんです。糯米飯が好きすぎてかなり食べ歩きましたが、出来立てはどこもそこそこ美味しいけれど、冷凍したものを食べると一目瞭然こちらの実力がわかります。

私はいつも大量に買って冷凍庫にストック♪おこわが好きな方なら後悔させませんので、是非挑戦してみてください。
こちらのお店はオンデオンデ(パンダン風味の餅でグラマラカペーストを包んだもの)でマカンストラ箸4本獲得のお店。

私の個人的オススメはクエコシ(グラマラカ味のタピオカケーキ)と名前はわからないのですがフレンチトーストみたいな見た目のクエです。カラフルですが自然の香料を使うのがクエの伝統なのでご安心を。クエは食感が名古屋のういろうに似ていて優しい味なので、お好きな方は是非。 なお、お店のアンコーは強面で愛想もないですが、いい人です。怖がらないで。アンティは親切でニコニコ優しいですよ。

 ブギスやラッフルズプレイスなど支店も出していますが、糯米飯だけはまず本店で食べて欲しいです。

料金

  • 糯米飯 大3ドル 小2ドル

HarriAnn’s Delight

#02-25 Tiong Bahru Market 30 Seng Poh Rd, Singapore 168898 9:00-22:00

 

味 :★★★★★(おこわ好きなら是非)
アクセス:★★★★(バス停近く駅は多少距離あり)
混雑 :★★★★★(ほぼ並ばない)
値段 :★★★★(安い)


おすすめ店 2.Gen Shu Mei Shi Shi Jia 根叔美食世家

シャングリラホテルでヘッドシェフを15年勤めた店主が引退後に開いたストール。
とても庶民的なトアパヨビスタマーケットの一角に店を構え、ラフで気のいい店主がニコニコと暖かい接客で迎えてくれます。 もち米料理は2種類、上でも紹介したおこわ的な(こちらでは炒めているようです)香港生炒糯米飯と、柔らかい蒸し系の長形瑶柱糯米鶏があります。

こちらのシグネチャーは後者の糯米鶏(写真右)。糯米鶏はパオを売っているお店によくある、銀色の容器で蒸されている鶏肉やしいたけの入ったあの柔らかいお米料理ですね。

一般に糯米鶏は中華的香辛料が強かったり、日本人には甘すぎたりして口に合わないことが多いのですが、こちらのものは違います。しいたけや貝柱、鶏肉などのたくさんの具を秘伝の味付けで煮た具は適度な甘さで日本人好み。その具を柔らかく蒸されたお米部分でサンドしたこちらのお料理。持ち帰りで食べても十分美味しかったですが、これは現地で食べた方が美味しいかもしれません。

香港生炒糯米飯もお米がパラっと仕上がり優しく絶妙な味付けで、次から次へと箸がすすんでしまいました。おこわ好きとしてはこちらの方が好みです。このストールは他にも点心、焼きそば系の麺物、おかゆなどありどれも美味しいですが、朝に行くなら具沢山のおかゆもおすすめ。 こちらのマーケット、人気のプラタ屋などもあり朝から混雑しています。着いたらすぐに席の確保をお忘れなく。

 料金

  • 長形瑶柱糯米鶏:4.2ドル

  • 香港生炒糯米飯:2.7ドル

Gen Shu Mei Shi Shi Jia 根叔美食世家

74 Lor 4 Toa Payoh, Block 74, Singapore 310074
Toa Payoh Vista Market 6:00-13:00
月火 定休

味 :★★★★(お店としての総合点)
アクセス:★★★(ちょっと駅から遠い)
混雑 :★★★★(マーケット混んでますがお店はさほど並ばない)
値段 :★★★(普通)


おすすめ店 3.Hoo Kee Rice Dumpling 和記 
 (マカンストラ箸6本)

以前も紹介したことがある、駅近で人気店が沢山あるアモイストリートフードセンター。
中でも近隣のサラリーマンがなかなかお目にかかれないと嘆くのがこちらの和記のRice Dumpling、中華風粽(ちまき)。
扱うのは潔くちまきだけ。お店にぶらーんとぶら下がっている笹の葉に包まれたものがそれです。
ベースとなるのが豚肉+栗の栗子肉粽。ベースに塩漬け卵の黄身が入った皮蛋黄栗子肉粽、ベースにしいたけが入った冬茄栗子肉粽、ベースに卵もしいたけも全部入った三合一肉粽の全4種類です。それぞれに色の違う紐がくくってあり、色で種類がわかるようになっています。ピンクがベース、黄色が卵、緑がしいたけ、赤が全部入りだったかな。

卵入りとしいたけ入りを頂いてみました。

写真は卵入りです。写真が下手すぎで申し訳ないですが、お肉と栗がこれでもかとぎっしり詰まってるのがわかりますか?

見た目味が濃そうに見えますが、逆に控えめな味付けで具の美味しさが引き立ちます。塩気の中に栗のほのかな甘さ、卵の塩味が混じり合って美味しい〜。しいたけのほうもこれまた具がぎっしり。しっかり煮込まれたしいたけを前面に押し出したこちらも美味。

全体的に中華風香辛料が強くなく食べやすいですが、しいたけ入りは中華度(?)が高いので、苦手な方はベースの栗だけバージョンを選ばれるといいかと思います。 日によりますがあっという間になくなることもあります。確実に欲しい方はできるだけ早めに訪れてみてくださいね。

料金

  • 栗子肉粽 chestnut dumpling:3ドル

  • 皮蛋黄栗子肉粽 salted egg w chestnut dumpling:4ドル

  • 冬茄栗子肉粽 mushroom w chestnut dumpling:4ドル

  • 三合一肉粽 deluxe all-in:5ドル

Hoo Kee Rice Dumpling 和記

7 Maxwell Rd, Amoy Street Food Centre #01-18, Singapore 069111
11:00から無くなり次第終了(変わる可能性あるので注意)
土日 定休

味 :★★★(癖のないちまき)
アクセス:★★★★★(アモイは便利)
混雑 :★★★(早めに行こう)
値段 :★★★(安くないけどボリュームあり)


※マカンスートラの箸

みなさんご存知のレストラン評価ガイドブック、ミシュラン。シンガポールにはそのB級グルメ版ともいえる「Makansutra」(マカンストラ)があります。
Makanは「食事」sutraは「経典」を意味し、食の経典というその名の通り、多種多様なローカルグルメをジャンル分けして評価している必携ガイドブックです。
多少の高級店も載っていますが、掲載されているのは庶民的なお店やホーカーが中心。ミシュランが星の数でお店を評価するのに対して、マカンストラは箸の数で評価します。
使い方は簡単、料理の名前がABC順に並んでいるので目当ての料理を探すだけ。こんな料理もあるのね〜なんてみているだけでもワクワク。ホーカー巡りをしてみたいなら、持っていて損はありません。掲載店はストールの前にマカンストラのマークが貼られていることも多いので、ホーカーに行ったらチェックしてみて下さいね。

最後にホーカー初心者へのアドバイス!

ホーカーについたらまず席を確保します。方法は簡単、ティッシュを置くだけ。混んでいる時は相席をお願いされることも多いです。逆に相席をお願いしても使っていなければ快く使わせてくれます。嫌だなぁという方は、お昼などのピークを外して行くといいですよ。

大抵のホーカーでは食器を片付ける専門の人が片付けてくれるのですが、日本人の感覚だと適当だなぁと感じるかもしれません。机や椅子を拭くためのウェットティッシュを用意して置くと完璧です!私はホーカーに行くときはダイソーで買ったフローリングワイパーを必ず持っていきます。

言葉が通じないかも・・汚いかも・・など最初は抵抗があるかもしれませんが、一度ハマると抜け出せなくなるのがホーカーの魅力。一見愛想のなさそうなアンコー(おじさん)やアンティー(おばさん)も、話しかけると優しく親切なことが殆どです。

是非シンガポーリアンに混ざってのディープなローカルフードを体験してみてください。

※お店の情報は記事公開時点のものです。お店が変わっていたり、値段が変わっていたりすることがあります。

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